F3のトップチーム、プレマパワーが2016年からGP2シリーズに参戦する。これまで数々のカテゴリーで成功を収めたイタリアのチームは、現在GP2に参戦しているラザルス・チームの権利を買い取り、来季からGP2へデビューすることを決めた。

 プレマパワーは1998年にF3000を戦い、後継シリーズと言えるGP2への参戦は、これまで何度も噂になっていた。GP2初年度の2005年にはトライデント・チームと共同で参戦するという話もあったが、結局は実現せずに終わっている。

 チームマネージャーのレネ・ロシンは「これまでは傍観者としてGP2の進化を見守ってきた。いまこそゲームに加わるときだ。F3やF4で成功した経験を活かして、GP2へと移行するのは論理的なステップだ。我々を迎えてくれるGP2シリーズのオーガナイザー、ブルーノ・ミシェル氏に感謝したい」と語っている。

 プレマパワーとともに、2015年ヨーロッパF3選手権チャンピオンに輝いたフェリックス・ロゼンクビストは、チームとともにGP2へ上がる可能性について、まだ具体的に考えていないと言う。プレマパワーのGP2参戦について「これからレネと少し話すことになるだろう。とにかく、いまはF3シリーズの最終戦とマカオGPで良い結果を出すことに集中したい」と現在23歳のスウェーデン人はコメントしている。

 プレマパワーにはフォーミュラ・ルノー時代に小林可夢偉も在籍し、2005年にイタリア選手権とユーロ選手権を制覇。その他にもフェラーリ育成ドライバーのラファエル・マルチェッロ、ウイリアムズの契約下にあるアレックス・リン、メルセデス育成ドライバーとしてGP3に参戦中のエステバン・オコンなど有望な若手ドライバーを多数輩出している。GP2に参戦する2016年シーズンもヨーロッパF3に4台体制で参戦、イタリアF4選手権への参戦も続ける予定だ。

 ラザルスは2012年からGP2に参戦、4年目となる今季で活動に区切りをつける。チーム代表のタンクレディ・パッジャーロは「新たなゴールを目指すときが来た」と説明している。

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