2012 AUTOBACS SUPER GT Round.7
SUPER GT IN KYUSHU 300KM

2012.9.29 Sat, 9.30 Sun / AUTOPOLIS
Race Report : Yuya Sakamoto

　わたくし、坂本祐也は、2012年SUPER GT シリーズへ、昨年に引き続き、Team JLOC（Japan LamborghiniOwner's Club）から、カーナンバー85、JLOC Exe ランボルギーニRG-3のドライバーとして参戦しております。パートナーはスーパー耐久シリーズやWTCC に参戦した経歴を持つ、加納政樹選手です。Team JLOC に加入させていただき、今年で4年目となります。今シーズンのGT300クラスは、FIA-GT3マシンが多い中、いかに最新のGT3勢に従来型のRG3で立ち向かっていくか、日々精進して取り組んでいく所存でございます。今シーズンの参戦にあたり、Team JLOC をはじめ、多くの皆さまのサポートに感謝申し上げます。そして今後とも引き続きご支援、ご指導を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

Qualifying Report （予選 17位）
　今大会は、加納選手に代わり第5戦まで86号車をドライブしていたベテランの松田秀士選手とコンビを組む事になった。松田選手とは2009 年以来のコンビとなる。それに合わせ、車名も『JLOC Verity ランボ RG3』となった。

　予選日となる土曜は台風接近のため、朝から雨模様。午前のフリー走行では雨量が多い中、積極的に走り込み、セットアップを繰り返す。途中ワイパーが動かなくなるトラブルが出てしまたっが、大きなトラブルはなく、午後の予選に向けてはまずまずのセットアップをする事が出来た。

　迎えた予選。今回もノックアウト方式の予選となった。Q1 は坂本がアタック。週末を通して、この時が一番雨量が多く、路面も至るところに川が出来ていた。ハイドロプレーニングによってコースに留まるので精一杯の状況ではあったが、集中力を切らさず、15 分間のQ1 チェッカーの周にベストタイムを記録。17 番手となり惜しくもQ2 進出はならなかったが、85 号車としては今季のベストグリッド獲得となった。

Race Report （決勝 15位）
　前日からの雨が残り、路面はウェットのまま。天気は回復傾向にはあったが霧が発生してしまい、視界不良のため、朝のフリー走行は中止となってしまった。決勝直前のウォームアップ走行ではその霧も晴れ、決勝は定刻通りでスタートすることができた。スタートは松田選手が担当。後半の路面コンディションがドライ方向に好転していくことを予想し、浅溝のレインタイヤをチョイス。スタート直後は路面コンディションにタイヤがあまりマッチせず、アンダーステアが強く、松田選手もあまりペースを上げられなかった。序盤は我慢の走行となったが、徐々に路面の水気が少なくなっていき、中盤にかけてはペースも上がり、タイヤもこの時の路面コンディションにマッチしてきた。レースも半分を過ぎようとした30周目にピットイン。ドライバーを坂本にチェンジ。いつもならばタイヤ交換をしているところだが、松田選手からのコメントと、タイヤの摩耗具合をチェックし、タイヤ無交換作戦でイケると判断。給油だけをし、コースへ復帰する。一時は20位まで順位を下げてしまったが、路面コンディションの回復と共に、徐々にペースも上がり、最後まで完全ドライコンディションにはならなかったものの、この路面コンディションにタイヤの摩耗具合もちょうどハマリ、非常にいいペースでラップを重ねることが出来た。ペースの落ちたマシンも数台抜き、最終ラップには自己ベストをマーク。最後は15位でチェッカーとなった。

　シートベルトの問題でドライバーチェンジの時に、数十秒タイムロスをしてしまったのが痛恨ではあったが、タイヤ無交換作戦がハマり、ペースもよく、次戦に繋がる戦いが出来たと思う。