JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUPでスーパーGT決勝レース2を制したENEOS SUSTINA SC430の大嶋和也と、エヴァRT初号機アップルMP4-12Cの加藤寛規が優勝の喜びを語った。
JAF Grand Prix スーパーGT500クラスレース2優勝:ENEOS SUSTINA SC430
大嶋和也
「とにかくうれしかったです。あまり感情を表に出すタイプではないんですが、チェッカー受けた瞬間、無線で叫んでしまいました(笑)」
「最終戦でも勝ったんですが今回のレースの方がかなり厳しいレースで、中嶋(一貴)選手がなかなか離れてくれなかったので一瞬も気を抜くことができませんでした。最後までおさえきった時は本当にうれしかったです」
「一番の勝負のポイントはスタートでしたね。あまりスタンディングスタートが得意ではないのですごく緊張しました。「何でローリングスタートじゃないんだろう」とずっと思ってましたが、あまり気にせず、失敗してもしょうがないなという気持ちで臨んだらうまくスタートできました。また、この時期はタイヤのピックアップの問題が出てくるので、それを剥がしながらのレースでした。ただ、剥がしたいもののそんなことをしていたら後ろから中嶋選手がくるし、うまくブロックしておさえながらペースを落とさないようレースをするのが大変でした」
「前半戦から中盤戦にかけて、勝てない、表彰台に乗れないレースが続いていました。ただ、最終戦と今回を勝って終われたので、前半戦のことは忘れていい思い出だけを持って来年を迎えたいと思います」
「来年はクルマも新しくなりますが、実力のあるチームですし、大変だとは思いますがしっかり開発して、一番いいクルマを作って開幕戦を迎えられるように頑張りたいと思います」
JAF Grand Prix スーパーGT300クラスレース2優勝:エヴァRT初号機アップルMP4-12C
加藤寛規
「昨日のレースを見て、クルマのセットアップをかなりストレート重視にしました。ただし、詰め切れていない部分もあったので、最後はタイヤが厳しくなってきてしまいましたね」
「今シーズンはノーポイントが続いていて、しかもこんな一年は初めてだったので、本当にストレスがたまりました。ただ、それは僕だけじゃなくて、チームのみんなもそうだったので、今回の勝利についてはマクラーレンのスタッフ、ムーンクラフトのスタッフ、そして髙橋(一穂)さんに、本当に「ありがとう」と言いたいです。そんなレースでした」
「レース展開としては、スタートで前に出ることができ、ロスすることなく後ろとのマージンを築けたので逃げ切れたのかなと思います。平中(克幸)選手は今シーズン調子がいいだけあって、最後に追い上げられた時は生きた心地がしなかったのですが、何とか逃げ切れて本当に良かったです」
