オーストラリアGPで初表彰台となる2位でフィニッシュしながら、レッドブルの燃料流量の違反により失格となったダニエル・リカルドが、失意を表した。

 今年は燃料流量が100kg/hを超えることが許されていないが、オーストラリアGP決勝後、リカルドのマシンは最大流量をコンスタントに超えていたと判断され、リザルト除外の裁定が下された。

 レッドブルは、FIAが導入した流量計の精度に問題があり、自分たちの測定によると違反は犯していないと主張、失格裁定に対して不服申し立てを行うことを明らかにした。

 決勝翌日の月曜、リカルドは「すごくがっかりしている」と述べたとHerald Sunは伝えた。

「今後どうなるのか、まだ分からない。今の僕はこの件について話ができる立場でもなければ、そういう心境でもない」

 しかし表彰台に立った感動は絶対に忘れることはないと、リカルドは述べている。リカルドはオーストラリア人ドライバーとして初めてオーストラリアGPで表彰台に上り、地元ファンを喜ばせた。

「ホームグランプリであるオーストラリアGPの表彰台に上ったのは確かだし、最高の気分だった」
「今もすごく嬉しく思っている。それは何も変わらないけれど、18ポイントを失わずに済んだらよかったのにね」

 レッドブルが不服申し立てを行ったことで、この件は控訴裁判所で争われることになるが、リカルドは自分が関与することはないと述べている。
「僕が悪いことをしたわけじゃないからね」

 リカルドは、月曜、Twitterを通して次のようにコメントした。
「複雑な思いだけど、素晴らしい週末だった。何物も僕からこの感動を奪うことはできない」

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