レッドブル・レーシングが次戦ベルギーGPで新たなディフューザーをテストすると報じられた。同チームは大差で選手権をリードしているものの、ここ3戦は勝利を逃している。

 イギリスではフェラーリのフェルナンド・アロンソ、ドイツではマクラーレンのルイス・ハミルトン、ハンガリーではそのチームメイトのジェンソン・バトンが優勝を獲得した。

「マクラーレンはブロウンディフューザー(の分野)で最も大きな飛躍を果たした」とレッドブルのチームプリンシパル、クリスチャン・ホーナーはハンガリーでDer Spiegelにコメントした上で、レッドブルのマシンにもまだ開発の余地はあると示唆したという。motorsport.comによると、レッドブルはベルギーの金曜プラクティスで新しいフロアとディフューザーを試す予定であり、それによって1周あたり0.3秒速くなる見込みだと報じられているということだ。

 しかしレッドブルはコンストラクターズ選手権では2位のマクラーレンに103ポイントの大差をつけており、ドライバーズではセバスチャン・ベッテルとチームメイトのマーク・ウエーバーがトップ2につけ、ウエーバーとベッテルの差は85ポイントに開いている。
「我々とマクラーレンは同等の強さだ。そして我々の方が有利なスタートを切っている」とレッドブルのモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコはKleine Zeitungに対してコメントし、パニックになる必要はないと示唆している。
「我々は今後さらにマシンを改善していく」

 Die Weltはハンガリーで2位となったベッテルに関し「完敗」だったと評したが、ベッテルは実際にはランキング2位とのポイント差を拡大することに成功している。
「2位は我慢できない結果ではない」とベッテル。
「今の僕らのマシンは最強ではないかもしれないけど、それでも大量のポイントを獲ることはできるわけだからね」

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