IZODインディカー・シリーズは第14戦を迎え、シカゴランドでの予選が行われた。佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は10番手で予選を終え、ひさびさのオーバル戦ながら上位グリッドを獲得してみせた。

IZODインディカー・シリーズ
第14戦シカゴランド
予選:10番手

 シカゴランド・スピードウェイでのシーズン第14戦は2デイイベント。走行初日の今日は1時間のプラクティスを行なった後に予選が迎えられる。予選は日中の午後1にスタート。当然、気温も路面温度もプラクティス時よりも上昇していた。

 今週末のレースには29台ものマシンがエントリーし、予選時間が90分間以内に収まらないため、予選フォーマットはこれまでの4周連続アタックから2周連続のアタックへと変更された。このルールは今シーズンの残り3戦すべてに適用される。タイヤが消耗してペースダウンする心配がないため、2周のアタックではウォームアップラップからアグレッシブに走ることが求められる。

 佐藤琢磨は26番目に予選アタックを行ない、10位に食い込んでみせた。オーバルでの予選結果としては第8戦アイオワ・スピードウェイでの7位に次ぐもの。そして、今シーズン5回目のトップ10入り。KVレーシング・テクノロジーの3台の中でもベストの成績であった。

Q:予選が今回から2周アタックに変わりました。シーズン序盤のオーバル4戦で4周アタックに慣れたところもあったと思うんですが、今回から新ルールが採用された。そのために予選が難しくなっていた面もあったんじゃないですか?
琢磨:結構4周アタックはあの緊張感が好きだったんですけどね。自分ではリラックスして息をしているんだけれど、息をしてないような感覚。それぐらい集中するんですよ。で、自分でそれに気が付いて体を緩めるんですけど、4周の間にちょっとしたマシンの動きをキャッチしてスウェイ・バーとかウェイト・ジャッカーとかを動かす。あれは結構おもしろかった。2周になると本当に忙しいですね。

Q:シカゴランド・スピードウェイでの初めての予選、自分のパフォーマンスをどう評価しますか?
琢磨:ここはトラックとしては結構スムーズなので、ラインだけに集中して走れました。

Q:予選10番手という結果についての感想は?
琢磨:嬉しいです。今日の朝のプラクティスでは色々試したんですが、予選用のセッティングっていうのはあまりしていなかったんです。

Q:4周アタックでは1周目と4周目でマシンのフィーリングも随分と変化します。2周だとそれはどうなんでしょう? 2ラップ減ったことは予選アタックにどんな影響を与えてましたか?
琢磨:タイヤプレッシャーとかバランスによっては2周でもアンダーステアが強くなったり、リヤタイヤのグリップが落ちて来たりっていうのもあると思うんですが、今日の自分たちはバランス良く走れていた方だと思います。

Q:決勝に向けてのマシンの仕上がり具合はどうですか?
琢磨:ナイトレースなので、今のように日差しがあるコンディションじゃない。当然、路面温度とかも今とは全然違って来ますよね。正直言って、これからウォームアップを夕方に走りますけど、どれぐらいレースと似たコンディションになるのかは分からない。できる限りのことは試します。

Q:予選用のセッティングをプラクティスではあまり試せかった。それでも予選用のマシンをうまく仕上げられたというのが今日でしたか?
琢磨:そうですね。シーズン序盤のオーバルでも僕はエンジニアを信じてやって来ました。ずっとレース用セッティングに集中して、僕が走りやすいクルマをずっと用意してもらって、予選ではチームが持っているすべてを投入した予選用セッティングを使うってパターンです。だから、結構びっくりするんですよね、予選用と決勝用でマシンが違うんでね。だけど、スピードは出るのでドライバーとしてそれは嬉しいことですよ。今日の予選はラインを研究したんですよ。僕のアタック順が後ろの方だったでしょ? もし前の方でスタートしていたら、たぶんチームメイトのマリオ・モラエスと同じぐらい(21番手)だったと思う。速い人のラインを見ていたら、自分の思い描いているものと全然違うのでびっくりしたんですよ。そこを研究して、自分の走りでうまく使えた。そういう意味で、今までの僕がやって来た予選のアプローチと今日はちょっと違うんですよね。ここで今回うまく行った。これまではそうじゃなかった。それがちょっと面白かった。

Q:では、次戦ケンタッキーの予選はもっと期待していいということですか?
琢磨:いやいや、それはまた違う話なんですよ。今日のこのコンディションの、この状況の中で速い人たちの走り方っていうのは明らかに違っていた。それを今回はまねてみたんです。必ずしも最短距離が速いわけじゃないんですね。そういうことも学びながら、自己ベストのスピードが予選で出せた。そのことも嬉しいですね。

Q:2周目は1周目よりタイムが良かった。それは何が理由でしたか?
琢磨:それは自分が真似ようと考えたラインについて、1周目はまだ練習だったというか……真似たラインを走ってみて、その感覚が1周目にわかったから、2周目により良い走りができた。考えていたラインをうまく走れたってことです。

Q:215マイルを越えたスピードにも満足していますか?
琢磨:はい。すごく嬉しい数字でした。チームメイトの状況も見ていて、コクピットの中で動かせるツールなんかもフルに活用できていたと思うし、オーバルでも凄くリラックスしてここまでできていると思います。

Q:ウォームアップでは何をしますか?
琢磨:プラクティス2回目は30分しかないんですが、集団でどう走るかがこのコースでのレースでは鍵を握ると思います。最初から最後までずっと大集団で走るレースになるって聞いてるので、うまく走れるようウォームアップで練習して明日に備えたいです。

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