スーパーGT第4戦SUGOの決勝レースでGT300クラスの優勝を飾ったARTA CR-Z GTの高木真一と小林崇志が、決勝レース優勝の喜びを語った。
GT300クラス優勝:ARTA CR-Z GT
高木真一
「ARTAとしてGT500とGT300に2台体制で長く参戦してきて、こうして2クラスで優勝するのは初めてのことですし、それが今日だったということが不思議な感じもしています。とにかく、とてもうれしく感じています。特に、素早いピットワークで僕をコースに送り出してくれたチームクルーにも感謝しています。また、今日は後半スティントの雨の難しいコンディションで小林選手が耐えてくれたことが大きかったと思います。朝のフリー走行ではクルマの状態があまり良くなくて、ギャンブルのようなセッティングにして、レースに臨みました。重たい状態の時にはそのセッティンクが不利になった部分もあったのですが、結果的には軽い状態でとてもいいセッティングになりました。雨の状況でも小林選手が誰にも負けないタイムで走ってくれて、それは本人の力が大きかったんじゃないかと思っています。開幕戦と第2戦ではポイントが獲れなかったのですが、ここに来て2連勝できたということで、タイトル争いの仲間入りができたのではないかと思います。後半のチャンピオン争いに向けて、チーム一丸となって戦っていきたいと思います」
小林崇志
「前半で高木選手が前に少し離されてしまっていたので、今日は苦しいレースになるかなと思っていたのですが、徐々に前に追いついていって、ピットインする頃にはテール・トゥ・ノーズの状態までになり、そこでの高木選手の諦めない気持ちを見て、僕も諦めないレースをしなければならないと思いました。ピット作業も頑張ってくれたので、とにかくプッシュして走りました。その後、雨が降ってきて、突然雨が強くなったり、弱くなったりとコース上にいることが難しい状況になって、ピットインしてレインタイヤに換えるかどうかをすごく迷ったのですが、ピットからの情報で適切な判断ができ、このような結果が残せたのだと思います。そのあと、GT500のトップが8号車だと聞いて、すごくうれしくて、最後の1周は2台で一緒に走って、チェッカーを受けることができ、本当にうれしかったです。ARTAとして最高の1日になったと思います。今後のレースはウェイトもあり、厳しい戦いになっていくとは思いますが、今後も気を引き締めて頑張りたいと思います」