多くの関係者から疑問視されているキミ・ライコネンのF1復帰だが、本人は可能だと考えているようだ。

 2010年、シトロエン・ジュニアチームからWRCに出場するライコネンは、オートスプリント誌のインタビューに対して次のように語った。「WRCには、以前からずっと関心を持っていたんだよ。そこへ、レッドブルから絶好のオファーをもらったんだ。断る理由なんかあるかい?」

「もちろんF1への扉も開いている。僕は9年間にも渡ってF1に人生を捧げてきたし、素晴らしい思い出もたくさんある。ただ、ラリーの世界に留まるか、それともF1グランプリに戻るかは、シーズン中盤に入ってから決めることになると思う」

 ライコネンのマネージャーを務めるスティーブ・ロバートソンも、「キミは、チャンピオンシップを狙えるマシンをドライブできないのであれば、F1グランプリに戻ることはない。これは、はっきりしているけど、現時点でどちらの方向に進むのかは誰も分からない。分かっているのは、今のところラリーに集中しているってことだけだね」と語っている。

 同郷のミカ・ハッキネンは、2001年シーズン終了後に“休暇”を取ると発表したが、いまだに戻ってきていない。一方で、ミハエル・シューマッハーは2006年シーズンをもって“引退”しているが、F1への復帰を決めている。果たしてライコネンはいかに?

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