2015年F1第14戦日本グランプリは25日、三重県の鈴鹿サーキットで幕を開け、午前10時から行われたフリー走行1はトロロッソのカルロス・サインツJr.がトップタイムをマークした。

 あいにくの雨に見舞われた今年の日本グランプリ初日。鈴鹿は前日からの雨が残り、午前10時開始のオープニングセッションは完全なウエットコンディションとなった。ただ、土曜日以降は天候も回復に向かうと予想されており、明日の予選は曇時々晴、決勝日の27日(日)は降水確率30%で、曇後晴という予報となっている。

 今回、鈴鹿に持ち込まれたタイヤはオレンジのハードとホワイトのミディアムという最も硬い組み合わせの2種類だが、当然ウエット路面のFP1での出番はなく、各車はフルウエットと浅溝のインターミディエイトタイヤで走行を行った。セッション開始時の気温は19度、路面温度は22度。ロータスはレギュラードライバーのロマン・グロージャンに代えて今回もサードドライバーのジョリオン・パーマーを起用している。

 10時ちょうどにセッションが始まると、まずは20台の先陣を切ってザウバーのマーカス・エリクソンがコースイン。続いてレッドブルやウイリアムズ、さらにフェラーリドライバーとして初の鈴鹿ドライブとなる前戦ウイナーのセバスチャン・ベッテルもフルウエットタイヤで1周のチェック走行を済ませる。

 開始20分過ぎにようやくメルセデスのルイス・ハミルトンが最後にコースインを果たすも、ほとんどのマシンは一旦ガレージに収まり、天候の回復を待つことに。しかし、その後もマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソやフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ、フェラーリのベッテルらが再びコースに向かったものの、マシンが巻き上げる水しぶきは相変わらず多く、しばらくコース上には静かな時間が流れた。

 セッション後半、残り40分を過ぎたところで、ようやくトロロッソのマックス・フェルスタッペンが1周の計測ラップに入り、1分51秒台のタイムをマークした。すると、チームメイトのカルロス・サインツJr.に続いて、フェラーリのキミ・ライコネンやメルセデスのニコ・ロズベルグらも徐々に続き、その間にウイリアムズの2台が浅溝のインターミデイエイトで最初にコースイン。その時点で暫定トップに立っていたロズベルグから4秒落ちのタイムを記録する。

 そこからはインターミディエイトタイヤを履いたマシンが少しずつタイムを上げ、その間ウエットタイヤでトップタイムを更新したロズベルグとの差を縮め、ついにダニール・クビアトが1分49秒台のタイムでウエットタイヤのタイムを逆転。直後にはレッドブルを上回るペースで1周をまとめたトロロッソのサインツJr.が1分49秒434でトップに立った。

 その後はさらなるタイム更新が期待されたが、チェッカーに近づくにつれて今度は西コースを中心に再び雨足が強まり、結局サインツJr.のタイムを上回る者は現れず。それでも、終盤の雨量が増える中でフェラーリのベッテルがインターミディエイトを履いて1分50秒519をマーク。メルセデスの2台に割って入る4番手につけた。

 ホームレースを迎えたマクラーレン・ホンダはジェンソン・バトンが6周を走り、1分55秒678で12番手。一方、フェルナンド・アロンソは5周を重ねるも最後までタイムは記録せず。このセッションではその他にも7台がタイムを記録しなかった。

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