日曜日のモナコは、土曜日と同じく、雲の多いハッキリとしない空模様。午前11時で気温18℃、路面温度25℃と涼しいコンディションだ。モナコに持ち込まれた2種類のタイヤは最も軟らかい2スペックにもかかわらず、いずれのタイヤも週末を通して熱入れに苦しんでいる。

 ほとんどのドライバーが1ストップ作戦を採ることは必至で、Q2で突然電気系がシャットダウンして予選15位に終わったフェルナンド・アロンソは「ジェンソン(バトン)はスタートとピットストップでミスがなければトップ10も狙えると思うけど、僕の場合は無理。みんな1ストップでつながって走るだけ。今年のモナコは土曜日の午後に終わったようなものだから」とチームメイトの健闘を祈りつつ、硬すぎるタイヤに、やや恨み節。

 なおQ2でトラブルが発生したアロンソは、マシンを修復してピットレーンからのスタートも考えられたが、日曜日の朝チームに確認したところ「パーツを交換せずに問題は解決したので、ピットレーンからのスタートではない」と明言していた。

 予選8位で終えたカルロス・サインツJr.は、予選中ピットレーン入口で任意で行う車重計測の呼び出しに応じず通過してしまったためにピットレーンからのスタート。予選11位のロマン・グロージャンはギヤボックス交換のため5番手降格して16番手からのスタートとなる。このためマクラーレン・ホンダ勢はアロンソ13番手、バトン10番手と、抜きどころが少ないモナコといえども2台そろって入賞を目指せるポジションとなった。

 モナコGPは2009年から6年連続ポール・トゥ・ウィンが続いていて、今年もポールポジションのハミルトン絶対有利は変わらない。だが、サポートレースのポルシェ・カップでクラッシュしたマシンから大量のオイルが漏れて、現在1コーナーは滑りやすい状態となっている。また午後に雨が降る可能性もあり、気が抜けない状況のままスタートが近づいている。

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