18日、IRLインディカー・シリーズにKVレーシングから参戦することを正式に発表した佐藤琢磨は東京都内で記者会見に臨み、詰めかけた報道陣を前に「レースを戦うことができるようになって、今はアドレナリンが止められないくらい。本当に楽しみにしている」と新天地での活躍を誓った。

 2008年にスーパーアグリF1チームがF1を撤退して以来F1シートを失い、その後もトロロッソ、ロータス、ルノーなどと交渉していると言われていた琢磨。その一方で、「子どもの頃から知っていた」インディカー・シリーズでの活動も模索。2009年にはインディ500を訪問し、「スケール、そしてドライバーとしてド肝を抜かれた」とインディカー参戦チームとも接触していたという。

 2010年も最後までF1のシートを模索していた琢磨は、「F1はやはり昔からの憧れであり頂点。でも、自分の力だけではどうにもならないことがある。このオフにも(契約の)直前まではいったが、シートには結びつかなかった。でも、自分はレーシングドライバーとして、これ以上レースをしないわけにいかなかった」とアメリカでの挑戦を決断。09年にインディ500を訪問した際に接触、「最も熱心に誘ってくれたチーム」であるKVレーシング・テクノロジーのシートを得ることとなった。

 会見にスーツ姿で臨んだ琢磨は終始リラックスした表情で、「KVレーシングは本当にポテンシャルがあると思っています。レースを戦うことができるようになって、今はアドレナリンが止められないくらい。本当に楽しみにしています」とシリーズ開幕が待ちきれない様子だった。

 琢磨は先週から慌ただしく動き、すでに15日にはセブリングでチームが実施したテストに帯同。本来琢磨の走行の予定は無かったが、チーム側から「早く琢磨を乗せてみたい」という強い要望があり、走行時間のうちの1時間を利用して初走行。「ひさびさにコクピットに戻って、本当に感動しました」と言う。

 この後琢磨は、すぐにアメリカに戻り、インディアナポリス近くの友人の家に“ホームステイ”しながら、バーバーで行われるIRLの合同テストに参加。KVレーシングとともに開幕戦へ向けて準備を進めるという。

「今回、レース復帰に至るまでに長い間サポートしていただいたパーソナルスポンサーの皆さん、個人的に支援してくださる皆さん、メディアの皆さん、そしてファンの皆さんの前で再びレースができると発表できてすごく嬉しく思います。インディ500ですぐに好結果が出るような甘い世界とは思っていませんが、9月のインディジャパンでは、皆さんの前で全力を出し切れるような走りをしたい」と新たなシーズンに向け笑顔で語った。

速報! IRL参戦決定
F1速報テスト情報号にて佐藤琢磨独占インタビュー掲載!

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