6月16日(木)、WRC第7戦アクロポリスのシェイクダウンテストが行なわれ、シトロエンのセバスチャン・ローブがトップタイムをたたき出した。
昨晩から降り続いた雨でマディなコンディション。しかし気温が高くなるにつれ、路面状態は徐々に乾きはじめていった。
ローブはサービスパークの置かれるルートラキの東に設けられた6.05kmのシェイクダウンコースを2:15.5で走りトップ。
「もちろん全部のラリーで優勝を目指して戦ってはいる。だが時にはポイントを獲得する方が重要な場合もあるんだ。チャンピオンシップではいい位置にいるが、それはすなわち先頭走者ということだ。できる限りタイムロスを減らすような走りが求められるだろうね。シーズンの中ではタイヤとサスペンションに最も厳しいラリーだ。少しマシンに気を使いながらの走行になるが、秒差のバトルになったらそうもいかない。
レッキでも改めて先頭走者の不利を実感してきたが、この雨が恵みの雨となるかどうか、明日になってみないと分からない」
と、ローブはコメント。
シェイクダウン2番手につけたのはペター・ソルベルグだ。
「3kmのステージを5回ほど走行した。非常にマディで滑りやすいコンディションだったよ。いくつかのジャンクションもスリッパリーだった。2走目のあとくらいからは乾いてきたけれど、どちらにせよラフなことに変わりはない」とこちらも慎重なコメントだ。
シェイクダウンの順位は以下のとおり。
