今季のWTCC世界ツーリングカー選手権にバンブー・エンジニアリングのシボレー・ラセッティを駆って参戦する谷口行規は、3月20日決勝の開幕戦クリティバで、『SAVE JAPAN』のステッカーを掲げて走る事となった。
11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、谷口はクリティバでのレースに戸惑いをみせていたとWTCC公式サイトに語る。
「しかし、『クリティバに行き、戦った方がいい』とアドバイスされました。『日本はまだ諦めないということを世界に知ってもらうのだから』と僕を後押ししてくれました」と谷口。
谷口はこれを受けて、脇阪寿一がスタートさせた義援金サイト『SAVE JAPAN』のロゴをボンネットに貼り、地震が発生した2011年3月11日の日付を入れた。また、WTCCのプロモーションを担うユーロスポーツでは、WTCCのレースカーのナンバープレート部分に『SAVE JAPAN』ロゴを入れることを決定したという。
さらに、ブラジルの日本大使館では、今回のクリティバでのレースにブラジル在住の日本人グループを招待すると決定。また、WTCC開幕戦となるレース1のスタート前には、今回の東北地方太平洋沖地震で亡くなった方のために黙祷が捧げられることになったという。
