2015年初のF1合同テストがヘレスでスタートし、フェラーリSF15-Tの走行を新加入したセバスチャン・ベッテルが担当した。ベッテルはこの日の最速タイムを記録したものの、周回数においてはライバル、メルセデスに多く及ばなかった。

 1日、ベッテルは60周を走行し、1分22秒620のタイムで7人中トップとなった。

「今日はいいスタートを切ることができた」とベッテル。
「まだ始まったばかりだから、それ以上のことは言えない。今まで僕が慣れ親しんでいたものとはマシンの哲学を含めすべてが違う。でもすぐにチームに溶け込むことができたし、皆とても温かく歓迎してくれた」

「今はラップタイムは重要ではない。僕は(ベストタイムを)ミディアムタイヤでマークしたけれど、メルセデスとの比較をきちんとしてみなければならない。彼らはとても速い。去年ほどは速くなければいいんだけどね」

 ベッテルは、テストでは最速タイムを出すことよりも、多くの距離を走りこむことの方が重要だと強調した。

 この日ベッテルはテレメトリートラブルにより周回数は60周にとどまったが、一方、メルセデスのニコ・ロズベルグはタイムは3番手ではあるが、157周を走破している。

「結局のところ(テストでは)ラップタイムは重要ではない。大事なのは周回数だ」とベッテルは言う。
「もちろん、タイムがトップから大きく離れているよりは上位に近い方がいいけれど、周回数を考えると、僕らはまだ改善すべきことが多いと思う」

「基準になるのはメルセデスだ。彼らは今日150周以上を走った。つまり最初から信頼性の高いマシンを用意してきたということだ。できれば去年ほど速くないと嬉しいんだけどね」
「誰もがそう願っているけれど、公平に見てそれは彼ら自身の力によるものだ。彼らが素晴らしい仕事をしたからこそなんだ。彼らが去年ほど強くなかったら驚くだろう」

 トラブルで走行時間を削られたとはいえ、テスト初日としてはまずまずの一日だったと、ベッテルは述べた。
「もっと走れたらよかったが、それでも全体的に見て僕らは満足していいと思う」
「第一印象はすごくいい。今の段階で判断するのは難しいけれど、初日としてはそれなりに満足していいんじゃないかな」

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