次戦のポーランドではドライバーラインナップを変更

 チームはすでに、次の第8戦ポーランド(6月29日~7月2日)に視点を移しています。
 
 シトロエン・トタル・アブダビWRTはこのポーランドに、ブリーン/マーティン組、ステファン・ルフェーブル/ギャビン・モロー組、ミケルセン/ヤーゲル組という3台のC3 WRCで出場します。
 
「残念な結果が続いたことから、クリス・ミークには、このラリーは参戦を見合わせるように伝えました」と、マトンは説明します。

「クリスは、これがチームにとって最善の選択であることを受け入れてくれました。彼が理解してくれたことに感謝します。彼には、一戦休むことで充電して、プレッシャーから解放された状態でラリー・フィンランドの準備に取り組んでもらいたいと思います」

「彼は、昨年のフィンランドでは完璧なパフォーマンスで勝利を収めていますから、より強くなって戻ってきてもらいたいですね。それと同時に、ラインナップを変更することで、アンドレアスとの関係を強化することができます」

アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)
アンドレアス・ミケルセン(シトロエンC3 WRC)

 
「今回の参戦は、結果を求めるものというよりも、テストセッションのような感じでした。2度目の参戦で、今回の経験を活かして上位陣との差を詰めることのできるチャンスが生まれます」

「さらに、彼はラリーポーランドでは昨年勝っており、得意としているイベントでもあるのです。また我々は、クレイグ・ブリーン、ステファン・ルフェーブルら、若手ドライバーを支援するという使命にも取り組み続けます。ふたりは次のラウンドにも参戦します」

「ふたりも2016年のラリーポーランドに参戦しており、まずまずのパフォーマンスを発揮しました。このため、今回は実力を発揮する絶好のチャンスと言えます」

「もちろん、彼らのメインターゲットは、ミスをせずにラリーを走り切ることに変わりはありません」

 WRC第8戦に備えるため、チームはポーランドで4日間のテストを行います。このテストには、ミケルセン、ブリーン、ルフェーブルらが、C3 WRCで臨みます。ミーク/ナゲル組も、ポーランドの事前試走には参加予定です。

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