チーム代表のトミ・マキネンは「とにかく、今日は非常に難しい1日だった」と競技2日目を総括する。

「オットのクルマに何が起こったのか、まだ正確には分からない。明日再出走できるかどうかを判断するため、チームは現在クルマを調べている。選手権争いのためオットは今回のラリーで良い結果を残そうとしていたから、本当に残念だ」

「今日の路面は多くの泥によってグリップ力があまり得られない状況だった。そのような路面でクルマがどう動くのか情報が不足していたこともあり、今朝のセットアップはベストとはいえないものになってしまった」

「しかし、午後のステージに入り路面が乾いていくと、ヤリ-マティとエサペッカはともにスピードアップを果たしたんだ。彼らはどちらも上位につけているから、明日はきっと良い戦いをしてくれるだろう」

 優勝圏内につけていたタナクは「一体何が起こったのか説明することが難しく、自分でも本当に驚いている」とアクシデントの状況をふり返った。

「SS9のコースは昨日のシェイクダウンと午前中のSSでも走行していて、今回が4回目の走行だった。つねに同じアプローチで走っていたよ」

「非常に厳しい状況だし、大きな後退だと感じている。正直なところクルマのフィーリングは完璧ではなかったけど、それでも特に大きな問題なく走っていたし、トップ争いもしていたから、このような問題によってデイ2からリタイアすることになり本当に残念だ」

 トヨタ陣営のトップにつけたラトバラは「今朝の2本目のSSは少し慎重に走りすぎたと思うが、その後リズムをつかみスピードを上げることができた。明日はお気に入りのステージも走るけど、何よりも大切なのはミスをしないこと」とコメント。

 ラッピも「明日に向けてさらにグリップが得られるようにクルマを調整し、表彰台を目指して戦う」と意気込みを示している。

 9日(土)の競技3日目はサービスパークが置かれるサルディニア島・アルゲーロを中心に、SS10〜16の7SSで争われる。7ステージ合計の走行距離は146.14km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は629.53kmだ。

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