「チームは素晴らしい仕事をしてくれた。2週間前にウェールズで行なった事前テストは今日ととても似た路面コンディションで行うことができた。それも今日の好結果につながったと思う」と語るのはチーム代表のトミ・マキネン。

「昨年、我々はこのラリーで苦戦したが、その時の経験と情報を基に改善作業を進めた結果、パフォーマンスが大きく向上したと感じている」

「競技はまだ2日間あるが、明日は我々に合っているステージだと思うよ」

 総合首位に浮上したタナクは「クルマのパフォーマンスは本当に素晴らしく、タイヤのグリップ力が低い路面でさえも高い競争力があったので、大きな進化を感じたよ。現時点ではいいポジションにつけているが、まだまだ先は長いから、集中力を保ち攻め続けなくては」とコメント。

エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)

 ラトバラは「朝最初のSSではアンダーステアに少し苦労したが、その後ダンパーを微調整したところ自信を持って走れるようになった」と走行をふり返ったほか、ラッピは「セットアップが改善するにつれてフィーリングは好転し、自信も増してきているから、明日は今日よりも余裕を持って戦えると思う」と自信をのぞかせた。

 競技3日目となる6日(土)はイギリス・ウェールズ中部を中心にSS10〜18までの9SSが行われる。この日の合計走行距離は150.24km、リエゾン(移動区間)を含む総走行距離は600.87kmと今大会最長を走る1日となる。

 加えて、この日は日中にマシンをメンテナンスできるサービスが設けられておらず、許される作業はタイヤ交換や補助灯の装着のみ。ドライバーにはミスなく、マシンをいたわる走りが求められる。

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