また機材の輸送や搬入/搬出などを担当するロジスティクス部隊がすべてを申し分なく進めていた。だから2019年シーズン最初のイベントで私の解説ブースを見せられた時は非常に驚いた。その理由は、ブースというよりも物資を輸送するトラックのキャビンが私たちの仕事場として用意されたのだ。
しかし誤解しないでほしい。そこには必要な物がすべてがあった。ラリーの映像を見るための2台の高性能スクリーンがあり、スプリットタイム、トラッキング、GPSなどすべての情報を得ることができる高速インターネット接続があり、技術チームといつでも連絡が取れる大きなサウンドボードもあった。
そして外は非常に寒い天候だったが、我々はトラックの中で暖房を使うことさえできた。外部からの光を遮断するために黒いカーテンを引き、非常に居心地の良い“解説ブース”にこもることができたのだ。ついでに椅子もとても快適だった!
だが、もし誰かがWRCの解説がトラックのキャビン内から行われると言ったら、私はその人が本当にラリー・モンテカルロにいたと信じることはできないだろう……。
最後に私はスペイン人ドライバーのダニ・ソルド(ラリー・メキシコまで参戦はない)と、日本人の若手エースである勝田貴元といったドライバーの何人かと少し話しをするチャンスがあった。
私は勝田のキャリアを全日本F3時代から追いかけており、彼の父親でラリードライバーの勝田範彦についてはスペインのメディアでよく記事を書いているので、私たちは楽しい会話ができた。
今回のラリー・モンテカルロで、私はひとつの結論に達した。F1やWECなどのレースを現地、またはTV観戦しているの人々の多くは、ラリーの世界のことを少ししか知らない。だが私が予想していたよりもとても友好的な世界だった。誰もが親しくしており、ライバル同士でさえ互いに敬意を払い、ドライビングを楽しんでいるのだ。2019年シーズンはもっと色々な経験ができることを楽しみにしている!
