「今晩は本当に良いスタートを切ることができた。セブ(セバスチャン・オジエ)はつねに高いモチベーションでこのラリーに臨むため、最初から攻めていくことは想定内だったし、エルフィン(・エバンス)もすぐに良いペースを掴んだので、とても頼もしく思う」と語るのは、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラ。
「カッレ(・ロバンペラ)は暗闇の中を走るステージは好きではないと言っていたが、まずまずのスタートだった。(勝田)貴元も良いスタートを切ったが、SS2で問題を抱えタイムを失ってしまった。明日、新たなスタートを切れるように問題の解決に努めるつもりだ」
難関ラリーとして知られるラリー・モンテカルロについて、ラトバラはその攻略法に路面状況を把握することを挙げた。
「路面コンディションは全体的にドライだが、ハードに攻めている時に突然滑りやすい場所に出くわすと、大きな影響を受ける」
「そのためグラベルクルー(ルートノートクルー)の役割が非常に重要になる。ドライバーがコンディションに関するすべての情報を持ち、自信を持って走れるようにしなければならないんだ」
SS3からSS8、計6本のSSが行われる1月20日(金)の競技2日目は、サービスパークの西北に広がるフランス南部の山岳地帯で、3本のステージを各2回走行するスケジュールが組まれている。このデイ2はミッドデイサービスが設定されず、午前と午後のループ間に設けられるタイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換と簡単な整備作業のみで1日の行程を走破しなければならない。そんなデイ2のSS合計距離は105.34km、リエゾン(移動区間)を含めた1日の総走行距離は459.68kmだ。


