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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.11.07 12:27
更新日: 2023.11.07 13:19

WEC継続参戦を目指すDステーション・レーシング、LMGT3でのアストンマーティンの1枠を獲得か

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ル・マン/WEC | WEC継続参戦を目指すDステーション・レーシング、LMGT3でのアストンマーティンの1枠を獲得か

 Dステーション・レーシングは、アストンマーティンがLMGT3クラスで指名するふたつのチームのうちの1チームとして、来季2024年もWEC世界耐久選手権のグリッドに残る予定だ。

 チームのマネージングディレクターを兼務する藤井誠暢はSportscar365に対し、アストンマーティンがLMGT3メーカーとしてWEC選考委員会に選ばれた場合、ふたつの出場枠のうちのひとつを獲得できる見込みだという。

 Sportscar365はふたつめのエントリー枠はザ・ハート・オブ・レーシングに与えられることを理解しており、両チームは2024年シーズンに先駆けて各チームに展開されるアストンマーティンのアップデート版バンテージGT3でキャンペーンを行う予定だ。

 これが確定すれば、2021年にWECにデビューしたDステーション・レーシングは、世界的な人気を集めるチャンピオンシップで4シーズン連続での参戦を果たすこととなる。

 星野敏がオーナードライバーとして参加する日本のチームは先週末のバーレーン8時間レースで、藤井、キャスパー・スティーブンソン、欠場した星野の代役として起用されたリアム・タルボットのトリオでLMGTEアマクラス2位表彰台を獲得。これまでの3位を上回るベストリザルトを記録した。

 藤井はSportscar365に対し、チームがLMGT3に移行してもマネージングディレクターの役割を続投することを明かし、新クラスに抜擢されることを「とても光栄に思います」と語った。

「今月後半に発表されるときに皆と同じように分かると思いますが、WECへのエントリーを継続できることを期待しています」

「アストンマーティンが持つべきふたつのエントリーのうち、私たちはそのひとつを利用できるはずです。各メーカーには2台ずつエントリー枠があるので、アストンマーティンもDステーション・レーシングとザ・ハート・オブ・レーシングを選ぶと思います」

「来年はWECに大きな変化が訪れるため、そのような結果になれば非常に光栄です」

「LMGT3によって新たな章が開かれ、さらに多くの自動車メーカーがシリーズに参戦します。だから、たとえ1パーセントでもWECに参加できる可能性があるのなら、私たちがその一員にならない理由はありません」

「もしそれが実現すれば、日本を含めてパドックで唯一のアジア勢(のLMGT3エントリー)になるでしょう。もし、そうなったらとても光栄に思います」

 藤井は2024年に復帰するスーパーGTでのプログラムを組み合わせたジョイントキャンペーンの準備のため、チームが所有するアストンマーティンGT3カーの台数を増やしたいと語った。

「WECに参戦する予定なのでそのための1台を用意し、さらに日本での国内シリーズ用に3台を追加注文しました」と藤井。

「それでオーダーは完了です。私はこのマシンをドライブし、レースで戦うことを楽しみにしています。そして同時にこれらのクルマが成功することを確信しています」

Dステーション・レーシングのドライバーとマネージングディレクターを兼務する藤井誠暢
Dステーション・レーシングのドライバーとマネージングディレクターを兼務する藤井誠暢

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この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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