ミシェル・ガッティンは、アイアン・デイムスにおける役割に加えてさらなるレースに参戦したいという野望を明らかにし、今年後半にポルシェ911 GT3 Rでいくつかの「厳選」イベントが予定されていると明かした。
ポルシェと新たに契約したこのドライバーはアイアン・デイムスの主力選手だが、ドイツのメーカーとの新しい提携の一環として、この女性だけのプロジェクト以外にも、活動を広げる予定だ。
ガッティンは「もちろん、いまはまだ始めたばかりなので私にとっては何も変わっていないけど、今年と今後数年間の計画には間違いなく入っている」とさらなる活動について語った。
「ポルシェ契約ドライバーになるため、全力を尽くすというのが、全体的なアイデアだった」
「私は、長い間、アイアン・デイムスのドライバーであり続けることを願っているけど、女性だけのラインアップではなく、さまざまなチーム構成でアイアン・デイムスがますます広がっていくことを期待している」
「私の個人的な目標は、男性ドライバー、できれば男性の(ポルシェ)ファクトリードライバーと同じクルマに乗って、できるだけ多くのことを学ぶ機会を確実に得ることだ」
「そこが、まだ何かが足りないところだと思っている。私は長年かけて大きく成長してきた。とくにこの2年間は、良いレベルに到達していると実感している」
「でも、学ぶべきことはまだたくさんあると思う。プロの男性ドライバーと一緒にクルマに乗る機会を得て、一歩踏み出して、より速いドライバーと自分を比較することは、とても前向きなことだと思う」
「だから、そのために一生懸命頑張っている」

ガッティンは、先月のバサースト12時間レースでポルシェに乗ることを個人的に目指していたこと、そしていつか出場したいレースとしてニュルブルクリンク24時間レースを挙げた。
「バサーストは間違いなくそのリストの上位にある」と彼女は語った。
「私はその特定のレースのために一生懸命頑張っている。今年もすでに努力していて、何か方法を見つけられるかもしれないと期待していた」
「まだそれには少し早すぎたけど、間違いなくリストに含まれている」
「ニュルブルクリンク24時間レースもそのリストに入っているし、他にもいくつかのレースがある。ポルシェドライバーとして、アイアン・デイムス・プロジェクト以外にも何かあることを願っているし、できるだけ早く発表できればと思う」
ガッティンは、2026年のより明確なプログラムに先立ち、今年は「小さなこと」がすでに整っていることを仄めかしている。
「今のところはレースを『厳選して』いるけど、うまくいけば、今年の終わりには、来年のより具体的なプログラムが見つかり、もちろんアイアン・デイムスでの仕事を続けながら、ポルシェ契約ドライバーにもなれるだろう」と彼女は語った。