「我々はあえて、1966年の勝利から50年後に、世界で最も厳しい戦いが展開されるル・マンに戻り勝利を飾ることを夢見てきた。フィニッシュラインを横切るフォードGTを見たときの誇りは、言い表せないものだ」
「チームはマシンをデザインし、製作し、レースで戦い、そしてこの結果をもたらしてくれた。すべてのメンバーを誇りに感じている」
また、この勝利はドライバーのひとりであるブルデーにとっても特別なものとなった。ル・マンで生まれたブルデーは、これまでル・マン24時間に挑戦を続けてきたものの、プジョーとともに挑んだ2007年〜11年は最高位は2位どまり。今回が初勝利となった。
「こんなことが起きるなんて、まだ信じられない気持ちだ」とブルデー。
「多くの努力と、そして感情がひとつになって勝利に結びつけることができた。フォードと関わったすべての人々が特別だ。今日、ふたたびフェラーリとフォードの戦いが展開された。そしてそれを制して表彰台の頂点に立つのは素晴らしい気分だよ」
今回の勝利はまた、オーナーのチップ・ガナッシにとってもまたひとつ偉業が成し遂げられることになった。ガナッシはオーナーとして、インディ500、デイトナ500、デイトナ24時間、セブリング12時間、そしてル・マン24時間を制した唯一の人物となった。
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