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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.22 12:06
更新日: 2018.08.23 10:22

IMSA:2018年デビューのBMW M8 GTEが初優勝。GTDではレクサスRC Fが2勝目

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ル・マン/WEC | IMSA:2018年デビューのBMW M8 GTEが初優勝。GTDではレクサスRC Fが2勝目

 合計10台のFIA-GT3カーが出走したGTDクラスはレース終盤、トップを走るマイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の93号車アキュラNSX GT3とクラス2番手につけるマグナス・レーシングの44号車アウディR8 LMSによる首位争いが激しさを増していた。

 この争いにメルセデスAMGチーム・ライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3、3GTレーシングの14号車レクサスRC F GT3、さらにMSRの86号車NSXが迫りトップ5台はひとつの集団となっていく。

 スタートから2時間10分、44号車アウディのアンディ・ラリーが1~2コーナーにかけて93号車NSXに並びかけてトップでシケインに侵入するが、これに33号車メルセデスがイン側から強襲して一気に交わしてみせる。

 しかし、シケインの立ち上がりで44号車アウディがメルセデスのリヤにヒット。これによって33号車メルセデスはスピンし大きく順位を下げることとなった。

 一方、眼前で繰り広げられる激しいトップ争いをパックの後方から窺っていた14号車レクサスは、アウディとのバトルで失速した93号車NSXを交わして3番手に順位を上げると、眼前で接触した2台をまとめて交わし一気に首位に躍り出ることに成功する。

 しかし、労せずに得たトップの座は安泰とはいえず。レース最終盤になるとキャサリン・レッグ駆る86号車NSXと、パトリック・ロングがドライブするライト・モータースポーツ、58号車ポルシェ911 GT3 Rが背後に迫った。

 3台が1.2秒以内に収まる状況で迎えたファイナルラップでは、バックストレートでレッグがバウマンに強襲。サイド・バイ・サイドで一度はNSXが鼻先を出したが、ストレートエンドの左コーナーでイン側を取ったレクサスが粘りをみせてポジションを取り戻す。

 直後、ラインが若干膨らんだ86号車NSXにロングの58号車ポルシェが襲いかかり、2番手と3番手のポジションが入れ替わった。この間に14号車レクサス(バウマン/カイル・マルセッリ組)はトップチェッカーを受け、2018年シーズン第4戦ミド・オハイオ以来、2度目のクラス優勝を飾った。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ次戦、第11戦は9月7~9日、カリフォルニア州のラグナ・セカで開催される。同レースではGTカテゴリーに加えて最後方のプロトタイプクラスもエントリーに加わる予定だ。

優勝した14号車レクサスRC F GT3と3位となった86号車アキュラNSX GT3
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クラス2位となったライト・モータースポーツの58号車ポルシェ911 GT3 R
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ポールポジションからレースをリードするもマシントラブルでリタイアとなった67号車フォードGT
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