ところが、今度はベントレーに変わってトップに浮上した72号車フェラーリにピット作業違反によるドライブスルーペナルティが課され、再びコンチネンタルGT3が総合首位に返り咲く。連勝がチラついた72号車は4番手となってしまった。
首位ベントレー、2番手563号車ランボルギーニ、3番手は76号車アストンマーティンというオーダーで迎えたレース終盤は、ラストボックス前に16秒、ピット後に25秒のマージンを築いたグーノン駆る107号車ベントレーが独走体制に入り、そのままトップチェッカーをくぐった。
ベントレーにとってこの勝利は2017年第6戦ポール・リカール以来、2年ぶり。昨年デビューした第2世代コンチネンタルGT3にとってはブランパンGTシリーズ初優勝となった。
その後方では表彰台争いが白熱。最後のピットストップ時に2番手から4番手に後退した563号車ランボルギーニが、前を行く76号車アストンマーティンとテール・トゥ・ノーズの戦いを繰り広げる。
決着はフィニッシュの5分前、トラフィックに詰まったアストンマーティンを、マルコ・マペッリ駆るウラカンがミストラル・ストレートで捉えポジションチェンジ。土壇場で表彰台を獲得した。2位には前戦優勝の72号車フェラーリが入っている。
ブランパンGTシリーズの次戦、第5戦はイタリア・ミサノで行われる。同戦はブランパンGTワールドチャレンジ・ヨーロッパの第2ラウンドだ。



