ピットウォークを挟み、気温が15度まで上昇して迎えた午後のセッションは14時からの3時間。まずはポルシェ1号車がコースに飛び込み、1分37秒445と前日の2号車のベストタイムをわずかに更新する。トヨタはやや遅れてコンウェイがコースに入り、1分41秒台のラップで周回。続いてアウディ7号車がコースインし、トヨタのタイムを上回ってゆく。

 テストも残り1時間になろうかという16時前、5号車には再び可夢偉が乗り込んだ。何度かピットインを繰り返したあと、ニュータイヤでのアタックで1分38秒5を出して2番手に浮上。その後もう一度ピットへと戻り、残り15分で再びアタックに入っていった可夢偉はセクター1で自己ベストを点けたが、タイムは1分38秒7と更新ならず。次の周にはピットに戻ってしまう。残り5分、中古タイヤで行った最後のアタックでも、タイム更新はならなかった。

「何をどう変えても、マシンは一日じゅうアンダーステアでした。昨日からずっとみたいです。原因を見つけないといけませんね。クルマのバランスを合わせればもっとタイムは出ると思うんですけど、いまのところは酷いところにバランスがあるので、今後どうやって合わせていくかですね」と可夢偉。同じくハイダウンフォース仕様で走行していた前回までのテストでは見られなかった症状が、ポールリカールで突如出てきたのだという。

「ポルシェのタイムは完全予選アタックだと思うんですけど、僕らのタイムは完全に予選に振った状態でもないから、まだ可能性は全然あると思う」と、テスト結果を悲観している様子は感じられない。そこに解決すべき課題が存在するという現状を受け入れ、どうインプルーブするかに集中しているように感じられた。

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