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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.03.27 10:18
更新日: 2016.03.27 10:42

WECトヨタ密着:可夢偉がハイダウンフォース仕様で走行。今季は「いい勝負ができる」と陣営

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ル・マン/WEC | WECトヨタ密着:可夢偉がハイダウンフォース仕様で走行。今季は「いい勝負ができる」と陣営

 トヨタの村田久武ハイブリッドプロジェクトリーダーは、今回のテスト結果を受けた今季の見通しについて「いい勝負ができるんじゃないでしょうか」と静かな自信を覗かせる。テスト2日目におけるポルシェとの1秒というギャップについては、「ウチのマシンをハイダウンフォース仕様と呼ぶのなら、ポルシェは“ハイハイハイダウンフォース”くらいだったということでしょう」と分析。実際、ハイダウンフォース仕様となっても、最高速においてはトヨタは他の2メーカーを寄せ付けなかった。ル・マンを考えれば、明るい材料でもある。昨日走行したローダウンフォースにおけるマシンバランスをはじめ、総じて解決すべき課題はまだまだあると言えるが、トヨタ陣営はその課題の輪郭をある程度はっきりさせて、2日間の公式テストを終えることができた。

 トヨタはこの後もポールリカールに居残り、週明けにもTS050のテストを続ける。中嶋一貴と可夢偉、アンソニー・デイビッドソン、サラザンの4人で、1台のマシンを走らせる長時間の耐久テストを予定しているという。開幕戦シルバーストン、そして6月のル・マン24時間本戦を見据えたマシン開発は、まだまだ続く。

※今回のWEC公式テストの詳しい模様は、4月8日発売の「auto sport」誌で掲載します。LMP1マシン3台をじっくりと写真で見せるほか、TS050のハイ/ローダウンフォースにおけるパフォーマンス差分析、3メーカーのテスト結果分析をはじめ、中嶋一貴・小林可夢偉両選手のインタビュー、GTEクラスの新車解説企画も掲載予定。どうぞお楽しみに。


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