「YOU DREAMED IT. WE BUILT IT.(皆さんが夢見たものを、我々は実現した)」
そんなメッセージが散りばめられたカラーリングをまとって3月に発表された『BMW M3ツーリング 24H』。レーシングカーらしからぬ独創的なスタイリングは、すぐさま大きな話題となった。ベースとなったのはBMWのステーションワゴン『M3ツーリング』、装着するタイヤは日本のヨコハマだ。
このレーシングカーは、エイプリルフールのジョークがきっかけとなって生まれた。そう聞くと、「話題先行型のイロモノでは?」と思うかもしれないが、それは間違いだ。実際に出走した2026年のニュルブルクリンク24時間ではファンから多くの注目を集めただけでなく、“普通に速かった”ことで世界を納得させた。各メーカー肝入りのGT3マシンと互角に渡り合い、総合4位でフィニッシュするという快挙を成し遂げたのである。
彼らはどうやって、その高いパフォーマンスを現実のものとしたのだろうか。
