2026年のル・マン24時間レースを制したトヨタTR010ハイブリッドの足元を支えたのは、レイズ製の鍛造ホイールである。同社は2015年からトヨタのWEC参戦を支えており、今季のTR010用ホイールは、先代GR010用の設計をベースとしたマイナーアップデートのみで要求される性能をクリアした。
ル・マン・ハイパーカー(LMH)規定による車重増加や最大4Gもの負荷に耐えうる剛性を確保するため、スーパーGT・GT500用ホイールで培われた正三角形の肉抜き技術を応用し、軽量化と高剛性を高次元で両立させている。2026年から導入された新スペックのミシュランタイヤや空力変更にも柔軟に対応できる懐の深さは、同社が積み重ねてきた技術革新と“究極形の先”を追い求めるフィロソフィーの賜物である。
