レース後、バンスールのメディカルチェックのため表彰式も遅れたが、表彰台の真ん中に立ったバンスールは神妙な表情。バンバーはペナルティで4位となったが、2位のケビン・エストーレ(#912 ポルシェ911 GT3 R)、3位のマーロ・エンゲル(#1 メルセデスベンツAMG GT3)から肩を叩かれていた。

「怪我がなかったことにホッとしたし、幸せに思うよ」とレース後バンスールは語った。

「僕のアクシデントは、コースでいちばんスピードが出る部分で起きたんだ。僕はミスをしたし、赤旗の原因にもなってしまった。にも関わらず勝ったんだからね。この勝利をどう評価したらいいのか……。まだ僕にも分からないよ」

 一方、アウディスポーツのカスタマー・レーシングを率いるクリス・ラインケは「最も大事なことは、ローレンスが無事だったことだ。これは我々のクルマがどれほど安全だったかを示すものだ」と語った。

「でも一方で、こうした形で勝ったことは少し奇妙だね。すごく厳しいレースだったよ。マカオでは幸運かどうかが大事だけど、成功のひとつの必要条件は、我々がずっとセッションで首位を走っていたということだと思うよ」

「だから私は、FIA GTワールドカップのタイトルを獲得できて満足しているよ」

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