ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.07.06 22:55
更新日: 2021.07.06 22:58

【動画】プジョーの本気『9X8ハイパーカー』見参! 2022年WECでトヨタとSCGに挑む


 プジョーは7月6日、2022年シーズンのWEC世界耐久選手権に投入する新型ル・マンカー『プジョー9X8ハイパーカー』を正式発表した。これに合わせて同社はプジョーモデルを象徴する車両名と、デザイン面でのアイデンティティが与えられた新型マシンが登場するプロモーションムービーを公開している。

 2020年までのシリーズで最高峰クラスを戦ってきたLMP1マシンの面影を残すトヨタのハイパーカー『トヨタGR010ハイブリッド』や、かつてスポーツカーレースで活躍したローラT70からインスパイアされたデザインを一部採用したスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウスの『グリッケンハウス007 LMH』とは一線を画す、独創的なデザインをまとって登場したプジョー9X8ハイパーカー。

 世界トップレベルのカテゴリーを争うレーシングカーでありながらリヤウイングを廃止するという、これまでのレーシングカーでは考えられない新しい創造的なプロセスを持って生まれたこのクルマは、2022年のWECに2台体制で登場し、前述の2メーカーと同シーズンで登場予定のバイコレス・レーシングと兵刃を交えることになる。そのシリーズでは“世界三大レース”のひとつに数えられる伝統のル・マン24時間レースも含まれる。

 1992年と翌93年、2009年の通算3回ル・マンを制したメーカーが新型レーシングカー正式発表と同時に公開した動画では、来シーズンの世界選手権においてポール・ディ・レスタをはじめ、ケビン・マグヌッセン、ジャン-エリック・ベルニュ、ロイック・デュバル、ミケル・イェンセン、グスタボ・メネゼスの6名が搭乗することになっている9X8ハイパーカーの走行イメージをいち早く確認することが可能だ。このショートムービーの中にはプジョーのモータースポーツシーンを彩ってきた歴代のレーシングカーたちも登場するため、その点にも注目だ。


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