会見の席上でラテルは「最新の改革として、ブランパンGTシリーズ・アジアを立ち上げることになった。世界には多くのカテゴリーがあるなかで、なぜアジアにシリーズを立ち上げなければならないのか。我々は11年前、GT3カテゴリーを作り、10年前、GT4を作った。ひとつのゴールは、多くのマニュファクチャラーやチームが、全世界的にクルマを売ることができるプラットフォームを作ることだった」と語った。
「世界選手権を作ることは、ロジスティクスの関係からもなかなか難しい。そこで、我々のビジョンは3つの大陸に強力なシリーズを立ち上げることだった。ひとつはブランパンGTシリーズで、もうひとつはアメリカのピレリ・ワールドチャレンジ、そしてブランパンGTシリーズ・アジアだ」
GT3カーを活用して参戦可能なシリーズはこのブランパンGTシリーズアジアをはじめ、アジアン・ル・マンやスーパー耐久等、さまざまなシリーズがある。もしうまく車両を活用できれば、多くのシリーズが活況を呈することになるはずだが、シリーズ立ち上げとなる来季はどんなエントリーを集めるだろうか。このシリーズ立ち上げで大きな影響を受けると言われているGTアジアの動向とともに気になるところだ。
