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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.11.01 09:48

スーパーアグリF1やトヨタLMP1で活躍したアンソニー・デビッドソンが今季限りで現役引退

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ル・マン/WEC | スーパーアグリF1やトヨタLMP1で活躍したアンソニー・デビッドソンが今季限りで現役引退

 WEC世界耐久選手権のLMP2クラスにJOTAの38号車オレカ07・ギブソンで参戦しているアンソニー・デビッドソンが、プロフェッショナル・ドライバーとしての現役引退を表明した。11月6日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われる2021年最終戦『バーレーン8時間レース』が、デビッドソンにとっての最後のレースとなる。

 10月30日に同じくバーレーンで開催された第5戦でアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ロベルト・ゴンザレスとともにクラス3位に入ったデビッドソンは、翌日に自らのソーシャルメディアを更新し、引退の意思を明らかにした。

 デビッドソンは自らのツイッターアカウントで3位表彰台を報告したあと、「もうひとつ、プロフェッショナル・レーシングドライバーとして、(最終戦を)最後のレースにすると決めた」と記している。

「それはとても素晴らしく、そして忘れられない旅だった。僕に関わったすべての人に感謝する」

 42歳、イギリス籍のデビッドソンは、2002年から2008年までの間にF1世界選手権に24回出走。2007年、2008年はスーパーアグリF1チームで佐藤琢磨のチームメイトとして戦った。

 F1後はスポーツカーに転向し、プジョーのLMP1をドライブした後、2012年にはトヨタのWEC・LMP1復帰に際しTS030ハイブリッドのドライバーとして起用された。2014年にはシリーズタイトルを獲得。また、ル・マン24時間レースでは総合表彰台に2度、登壇している。

 2018年、フェルナンド・アロンソのトヨタGAZOO Racing加入に伴いレギュラーシートを失うと、LMP2クラスに参戦。2021年シーズンは、JOTAからエントリーしている。

 第2戦ポルティマオ8時間レースでクラス優勝し、2021シーズンのLMP2クラスで現在ランキング3位のデビッドソンは、来る最終戦において逆転でのタイトル獲得が可能なポジションにつけている。

2021シーズン、デビッドソンがドライブしているJOTAの38号車オレカ07・ギブソン
2021シーズン、デビッドソンがドライブしているJOTAの38号車オレカ07・ギブソン


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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