LMP2クラスでは、6時間経過時点でトップに立っていたJOTAの38号車オレカが首位をキープ。その後ろにやや離れてプレマ・オーレン・チームの9号車オレカ、WRTの31号車オレカ、パニス・レーシングの65号車らが2番手を争う展開となった。
10時間過ぎには、WRT31号車のショーン・ゲラエルとプレマ9号車のルイ・デレトラズが2番手争いの接近戦を演じる場面も見られた。
LMGTEプロクラスで6時間経過時点で首位に立っていたコルベット64号車だったが、その直後、一時ガレージへと入れられてしまう。これにより、プロクラスは63号車コルベットと、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19が首位を争う展開となった。
しかしコルベットにはさらに悲劇が続き、ちょうど7時間が経過したところで、首位63号車に左リヤタイヤのパンクチャーが発生。コース半周をスロー走行で戻る形となり、ケビン・エストーレの駆るポルシェ92号車に首位を譲る形となった。63号車はシャシー側にも損傷がある模様で、ガレージに入れられた。
その後ポルシェがワン・ツーで走行を続けていたが、9時間半が過ぎた頃、92号車はミカエル・クリステンセンが単独スピンを喫する場面も。しかしすぐにコースへ復帰し、12時間経過時点でもクラストップを譲ることなく走行を続けている。
LMGTEアマクラスも、6時間時点で首位だったウェザーテック・レーシングの79号車ポルシェが長らく首位をキープしていたが、12時間経過時点ではピットインタイミングの影響もありTFスポーツ33号車アストンマーティン・バンテージAMRがトップに立っている。
なお、星野敏、藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーティンはシャシーにダメージを受けたことが判明。現場での修復が叶わないとし、リタイアを選択している。
いよいよ決勝後半に突入したル・マンは、このあと朝を迎える。

