一方、クラス20番手からスタートした15号車も、レース中のタイヤバーストやクラッシュなどのトラブルに見舞われ波乱の24時間を過ごしたが、メカニックたちの懸命の修復作業とドライバーの我慢のドライビングが実を結び、クラス27台中14位(総合36位)でデビュー戦を完走した。
15号車をゴールに導いたドミニク・ファーンバッハーは「まずは、ともにハードワークを重ねてきたチーム全員に『アリガトウ』と伝えたい。僕たちが設定した目標は完走することだったし、その目標を達成することができた。14号車のリタイヤは本当に残念だけど、僕たちは一致団結して15号車を完走させたんだ」とチームに感謝を述べる。
「レース中はアクシデントにも見舞われけど、初めての24時間レースを完走できたことは、とても良かった。みんな笑顔でゴールを迎えられたよ」
レクサスRC F GT3を走らせた3GTレーシングの代表を務めるポール・ジェンティロッツィは「完走できたことで、今後の見通しに対し、我々は楽観的になっている。まだいくつかの改善点は残されているものの、我々の長い旅は始まったばかりだ。シリーズ全体にとっても、BoPの設定に必要な情報を豊富に得られたことだろう」と語った。
IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ第2戦のセブリング12時間は、3月18日に開催される。
1 2