ダニール・クビアトは、水曜日の午後、プレマのガレージで29歳の誕生日を祝福された。

 ランボルギーニのファクトリーラインアップ入りが発表されたクビアトは、2020年のベルギーGP以来となるスパでのレース出場を果たすことになるが、そのレースを前にした誕生日では、63号車オレカ07・ギブソンをシェアするドリアーヌ・パンから“顔面ケーキ”を食らうこととなった。

■パドックに顔を見せた関係者たち

 スパの『エンデュランス・ピットストレート』を見下ろす新しいグランドスタンドは、木曜日に落成式が行われる。これは昨年オープンしたラディヨンの大型グランドスタンドを含む、サーキットの大規模改修プロジェクトにおける最新の設備となる。

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 サードやJLOCなどからル・マンに5回出場した経験を持つ、マルコ・アピチェラが水曜日のパドックに姿を現した。

 かつて日本のフォーミュラやGTレースでも活躍したイタリア人のアピチェラは、現在ヘルメットメーカーのスティーロで仕事をしている。

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 ニコラ・ラピエールもまた、水曜日のパドックでアルピーヌ・エルフ・チームの関係者や、トヨタ時代の同僚であるセバスチャン・ブエミと行動を共にする姿が目撃された。

 ラピエールは2024年デビュー予定のアルピーヌLMDh車両のテスト業務と、クール・レーシングのチーム代表およびELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでのドライバーを兼任しており、今季のWECには出場していない。

■水素エンジンカーがデモランへ

 ACOフランス西部自動車クラブが支援する『ミッションH24プロジェクト』の水素エンジン搭載プロトタイプカーが、土曜日の決勝前にデモンストレーションランを行う予定だ。この車両は第一世代の『LMPH2G』で、ミシュラン・ル・マン・カップを完走した新型のH24は静態展示される予定だという。

 デモランでは、スパ・フランコルシャンサーキットCEOのアマウリー・ベルトロームとともに、ACO会長のピエール・フィヨンがLMP2HGをドライブする。

 フィヨンは次のように述べている。

「ハイパーカー・クラスが本領を発揮しつつあるいま、耐久レースは排出ガスの低減に取り組む必要がある。ミッションH24では、水素という選択肢を探っている。このラボラトリー(実験室)プロジェクトは、すでにいくつかの自動車メーカーを説得している」

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 スパ・フランコルシャン6時間レースの公式セッションは、4月27日木曜日に設けられた2回の90分間のフリープラクティスで幕を開ける。FP1は現地時間11時30分(日本時間18時30分)から、FP2は16時20分(同23時20分)にスタートする。

スパ・フランコルシャンサーキットのコース下見を行うトヨタGAZOO Racing8号車のクルーたち
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