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投稿日: 2024.05.23 19:05

San-Ei Gen with B-Max 2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス レースレポート

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スーパーフォーミュラ | San-Ei Gen with B-Max 2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス レースレポート

悔やまれる予選、決勝は速さを⾒せて14位完走

 San-Ei Gen with B-Max(チーム代表宮田雅史)は、5月18~19日、オートポリスで行われた、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦に参戦し、デビュー2戦目となる木村偉織選手は14位で完走を果たしました。

 開幕戦から2カ月というやや長いインターバルを経て、舞台は大分県・オートポリスに移りました。木村選手にとっては、昨年のSFライツで開幕3連勝を飾り、得意としているサーキットだけに期待も膨らみました。

 しかし、レースウイーク、とくに予選日の九州地方は真夏のような天候となり、チームの想定とは大きく異なるコンディションに翻弄され、予選は18位。決勝は、果敢に追い上げるなかで速さも⾒せて、14位でフィニッシュしました。

■予選(5月18日(土)14時~)

 朝のフリー走行で、納得できるレベルまでクルマを仕上げることができないまま、予選を迎えました。Q1でBグループに出走した木村選手は、ユーズドタイヤで2周走行した後、ニュータイヤに換えてふたたびコースイン。渾身のアタックを試みますが、セクター1、2、3ともに、上位からは僅かずつ遅れ1分28秒646と、Q2進出のカットラインに0.114秒及ばず、開幕戦に続くQ2進出はなりませんでした。

50号車 木村偉織
Q1(順位):1分28秒646(9/11)
Q2(順位):―
総合順位:18番手
天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:40度

San-Ei Gen with B-Max 2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス レースレポート
2024スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)

■決勝(5月19日(日)14時50分~41周)

 スタートを決め、ポジションをキープしたまま1周目を終えた木村選手は、1分33秒台半ばのタイムを刻みながら周回を重ねました。10周を過ぎてタイヤ交換をするチームが出始めますが、大きな順位変動は起きず、アクシデントもないままにレースは進みました。

 チームは折り返しとなる21周目にタイヤを交換し、スムーズな作業で木村選手をコースに送り出しました。タイヤ交換後の木村選手は1分30秒台を3周連続してマークする素晴らしい走りを⾒せました。決勝中に1分30秒台をマークしたのは3選手、連続して記録したのは木村選手のみ。それでもポジションは17位と変わりませんでした。
残り2周となったところで中団グループに接触があり、これをうまくかわした木村選手はポジションを3つ上げ、14位でチェッカーを受けました。

50号車 木村偉織
順位:14位
ベストタイム1分30秒621(2/21)
天候:晴れ、コース:ドライ、気温:25度、路面温度:41度

■チーム監督 本山哲コメント

「木村選手にとっては、スーパーフォーミュラでは初めてとなるオートポリスで、フリー走行でのクラッシュも含め、ルーキーならではのいろいろな経験を積むことができました。レース後半スティントにはかなり良い速さも⾒せることができたので、次に向けては良かったと思います」

「次戦からは、ポイント取れる速さと内容のあるレースができるよう頑張りますので期待してください!」

■チーフエンジニア 宮田雅史コメント

「レースのセットとしては悪くなかったと思います。ただ、混戦のなかということはありましたが、クルマが重い前半にペースを上げられませんでした。ベストラップにも表れているように、クルマが軽くなって単独になったときは、良いパフォーマンスを⾒せることができたと思います」

「やはり予選が不発に終わったのが痛かったですね。そこは今回のデータを分析して次戦に臨みます。木村選手にとっては、次のSUGOもSFでは初めとなりますが、良い形で終えて、テストが控えている富士のレースに繋げたいと思います」

■ドライバー 木村偉織選手コメント

「想定外の天候にクルマを合わせられず、予選までの流れは良くありませんでしたが、セッティングを大きく変えた決勝日朝のフリー走行では、かなり良い感じで走ることができました。走り方もいろいろ試しているなかで突発的にコントロールを失ってクラッシュしてしまいましたが、決勝に間に合わせてくれたチームに感謝しています」

「決勝は、スタートやアウトラップなど開幕戦の課題はクリアできました。前半のペースが思ったよりも上がらなかったのは意外でしたが、後半に関してはすごく良いペースで走ることができました。最初から最後まで我慢のレースでしたが、最後にポジションを上げて14位で終え、自分の仕事はできたと思います。得意のオートポリスでポイントを獲得できなかったのは残念ですが、収穫もたくさんありましたので、次に向けて頑張ります。応援よろしくお願いします」


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