「カーバランスの確認をしておきたかった。ラップタイムをレースリーダーたちと比べても、そんなに遜色はなかったし、フィーリングも良かった。ピットでノーズを換えた時に前輪も交換しているんだけど、20周くらい走り込んだものだった。それを考えても、良いペースだったと思う」

「経験豊富で速い」チームメイト、山本尚貴(レース1は予選9位、決勝5位)とのラップタイム比較からもガスリーは一定の手応えを得ている。その上で、もちろんマシン面の課題も理解している。

「ナオキともそんなに変わらないペースで走れている。予選はコンマ1秒(0.131秒)遅かっただけだし、決勝ペースに関しては(置かれた状況の違いはあるが)僕の方がコンマ3秒(0.315秒)速かった。ただ、もちろんまだインプルーブが必要だ。アンダーステアを感じるコーナーもあるし、スローコーナーでのトラクションも改善したい。そうすれば、明日(レース2)はいけると思う。今夜、データをしっかり見て、チームとともに作業を進めたい」


 はたして挽回なるだろうか。「ここはオーバーテイクが難しい。スタートは当然重要だし、予選ペースに注力して仕事をしていく必要も感じている」という印象の岡山だけに、予選から仕切り直せる土日個別式の2レース制というのは救いである。あとは「今夜の仕事」の成果次第だ(レース2当日の日曜は予選前のフリー走行がないため、充分な確認ができずに実戦突入となる)。

 最後に「このコースの全カテゴリーを通じたコースレコードホルダーが誰か知っている?」と訊くと、「知っている、アイルトン・セナだ。ここでF1を開催していた歴史があるのには驚いたよ」。インターネットで知ったというが、セナはガスリー最大のアイドル。

23年前の4月、結果的には亡くなる2週前にセナが1度だけ戦った地で、ガスリーは日曜のレース2、V字回復を果たし開幕前の好調・好結果を取り戻せるだろうか。そのカギは予選。2段階ノックアウト予選にまずは注目したい。

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