金曜走行で2番手タイムをマークした石浦もまた、好順位に関わらず喜んでいる様子は見られない。
「オフのテストは雪が降りそうで、タイヤが温まるまでに6〜7周かかっていたくらい寒い時期だったので、その時のテストのセットアップと同じ方向で行けるのかどうか確認しながら今日は走りました。ドライバーによってもウイングの角度やダウンフォース量が全然違ったようですし、タイヤを含めて条件が違う中で走っているので様子見という感じです」
「調子は悪くはなさそうですが(ライバルには)ちょっと負けているかなと思っています。今日も2セット目を投入したドライバー、1セットで走りきったドライバーもいるので。4〜5番手という手応え。明日のフリー走行の最後にみんなニュータイヤを履くでしょうから、その時にまたいろいろ見えてくるでしょうね」
岡山でのレース1の予選Q2ではトップの関口から1秒以内に19台中18台が入るという超接戦だっただけに、この富士でも明日の予選は僅差の戦いになることは間違いなさそうだ。その僅差の戦いを制するために、明日のフリー走行から路面コンディションに合わせた細かいセットアップの詰めが勝負どころとなる。
