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投稿日: 2017.07.12 15:24
更新日: 2017.07.12 15:34

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 2017スーパーフォーミュラ第3戦富士 レースレポート

表彰台へ届かずも力強いレースを披露

ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
No.19 関口雄飛
No.20 ヤン・マーデンボロー

 前ラウンドの第2戦岡山国際サーキットから約1カ月強。ひさびさに国内トップフォーミュラの咆哮がサーキットへ帰ってきました。ITOCHU ENEX TEAM IMPULとしては、19号車の関口雄飛が勝ち獲った第2戦レース2の勝利の勢いそのままに、過去3年5戦中3勝と分の良い富士スピードウェイでふたたび勝利を収めるべく、レースへ臨みました。

7/8(土) 公式予選(ノックアウト方式Q1~Q3)
天候:晴れ コース:ドライ
気温:32℃ 路面温度:49℃

Q1 14:30~14:50
Q2 15:00~15:14
Q3 15:24~15:31

 朝から晴天で気温も上昇し、真夏日となった富士スピードウェイ。予選が開始される14時30分には30度を超すコンディションとなりました。

 Q1は20分間で行われ、下位6台をノックダウン。20号車のヤン・マーデンボロ―は開始前にピットを飛び出しピットロードでセッション開始を待ちます。19号車の関口雄飛はQ1開始後に落ち着いてコースイン。まずは最初のアタックをし、セッティングの確認を行います。

 この時点で、関口が1位でヤンが2位と1-2体制を形成。Q1後半の本アタックでも2台でこの順位とするべく、残り時間11分半となったところで、エンジニアは2台ともにピットへと呼び戻しセッティングに微調整を施した上でニュータイヤを装着。残り6分半でヤンがピットアウト。その後、残り5分で関口がピットアウトしていきます。

 出走全19台のタイムが1秒以内という超接近戦となったQ1で、ヤンが1’24.002をマークし4番手。関口はいまひとつタイムが伸びず1’24.293で10番手となりましたが、まずは2台揃ってのQ2進出を果たしました。

 続く予選Q2は10分の間隔を開けて、15時ちょうどにスタート。最終Q3に進む上位8台がここの7分間で決まります。ヤンはこのQ2でもピットロードで待機しコースオープンになると同時にコースイン。一方の関口は開始から50秒ほど置いてからピットアウトしていきました。まずは関口が1’23.539をマークしQ3進出がほぼ確実に見えた2番手に滑り込むと、残り1分6秒のところで他車がスピンし、コース上でストップしてしまったため赤旗中断。

 このタイミングで全体ベストをマークしながらアタックを敢行していたヤンは、この周回を棒に振り、ピットへと戻ります。15時11分に残り時間3分でQ2が再開されると、ヤンは先頭でコースイン。上位8台へ滑り込むべく最後のアタックに賭けます。

 ベストなタイヤコンディションを既に使ってしまっていたため、2ラップ続けてアタックするも思うようにタイムアップならず。1’24.081のタイムは無念の9位となりました。Q3へ進出できていれば、ポールポジションを争う仕上がりだったので、本人もマシンを降りた後悔しさを隠しきれませんでしたが、逆に決勝レースへ向けて確かな手ごたえを掴みました。

 そして、関口もQ3進出をほぼ手中に収めていましたが、セッティングの確認のため再度コースイン。結局、タイム更新とはならなかったものの、逆に順位も逆転されることなく、赤旗中断前の2位の順位は変わらず。Q2を通過しQ3へ駒を進めました。

 ポールポジションを決するQ3はQ2終了から10分間置き、15時24分にスタート。関口はコースオープンから約1分をピット内で待機し、コースイン。他車も同様の動きを見せます。

 関口はアタックを1周遅らせ、チェッカーが降られるとほぼ同時にホームストレートを通過。1’23.193のタイムをマークしますがPPへは届かずに3番手。少々セッティングに狂いが出てしまい、完璧なラップではありませんでしたが、決勝レースへ向けて虎視眈々と予選終了後もエンジニアとミーティングに勤しみました。


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