「レースが100パーセント、すべて電気(自動車)のレースになるかというと、そういうことではなくて、レシプロエンジンのレースをやりたい人が絶対いるでしょうから、それも残っていくと思います。そして、それを支えるのは自動車メーカーではなく、トヨタテクノクラフトのようなところになるのではないか。そうなれば、ビジネスとしてももっと伸びることができるかもしれません」

 この先、自動車メーカーがその名を掲げて参戦するのは電気自動車や次世代エネルギー系車両のレースになっていくのが現在の必然的な流れ。一般市販車に関してもそうなっていくだろう。しかしレシプロエンジンのレースも残っていくと考えた場合、現在もそういった高性能エンジンを手がけているレース専門(的な)会社や組織が、10年後にはビジネス面も含めて新たな“強い立脚点”を有している可能性は確かに高い。

 モータースポーツを含む自動車業界が大きく動いている現代。先々に向けてはいろいろな見方をする必要があるが、永井氏の言うような新しいかたちの未来を模索し続けることも重要だと思われる。

 そして当面は、やはり今のスーパーフォーミュラの競争環境の維持と今後の発展を目指していくことが、なにより重要。新シャシー導入が予定される2019年に向けて、永井氏を含む関係者の尽力に(感謝しつつ)期待したいところだ。

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