44周目、20秒以上のマージンを築いたトップの可夢偉がピットへ。しかしタイヤ交換に時間がかかり、制止時間は17秒2。可夢偉は4番手の山本から大きく差をつけられ、ディルマンの後方11番手でコースへ復帰した。
49周目、2ピット作戦の塚越が2度目のピットインを行いポジションダウン。続いて53周目には関口、55周目には松下がピットインしてタイヤ装着義務を消化。これで山本は2番手まで浮上したが、トップには未だピットインを引っ張っている石浦がつけた。
その石浦はレース残り7周となった61周目にピットへ。これで全車がピットを終えたこととなり、山本が見た目上でもトップに浮上。2番手にはレース5周目にピットインしたキャシディ、3番手に一貴というオーダーになる。
その後、順位に大きな変動はなく山本がトップチェッカー。決勝レース中止となった第2戦オートポリスを挟んで、第1戦鈴鹿から実質的な連勝を飾った。また、山本にとっては鈴鹿以外でのスーパーフォーミュラ初勝利となった。
2位は5周目でソフトタイヤに交換し63周を走りきったキャシディ、3位は7番手スタートの一貴が射止めた。
4位は17番手スタートからレース戦略でポジションを上げてきたディルマンが獲得。セーフティカーでマージンを失った可夢偉は最終的に6位でチェッカーを受けた。ポールシッターの野尻は7位、最後までピットを遅らせた石浦は11位でチェッカーを受けている。
2018年のスーパーフォーミュラは、これで開幕3戦が終了。一足早い1カ月の夏休みを経て、7月7~8日に富士スピードウェイで第4戦が行われる。
