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投稿日: 2016.09.15 18:13
更新日: 2016.09.15 18:21

TEAM 無限 スーパーフォーミュラ第5戦岡山 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | TEAM 無限 スーパーフォーミュラ第5戦岡山 レースレポート

■決勝(レース2)
#16 山本 6位(51周 1時間11分43秒331 ベストラップ1分17秒743)

 レース2の決勝レースは晴天下、太陽が照りつける中で行われた。スタート前、8分間のウォームアップ走行が行われる頃には気温33度、路面温度は44度に達した。午後3時にフォーメーションラップが始まり、スタートが切られた。

 15番手グリッドから加速した#16 山本は、前方でエンジンをストールさせて停止していた車両を避け、集団となって第1コーナーへ飛び込んだ。

山本尚貴(TEAM 無限)
山本尚貴(TEAM 無限)

 集団のなかで大きくジャンプアップすることは不可能だったので、チームと山本が考えていた案のひとつである1周めのピットイン実行を決意、オープニングラップを終えることなくピットロードへ向かった。

 出走19台中、7台が1周目、2周目のタイヤ交換作戦を決行したが、TEAM無限は素早いピット作業で、Q2で使う予定だったスクラブ済みのニュータイヤに交換、#16 山本をコースへ送り出して、事実上の順位を上げることに成功した。見かけ上、#16 山本の順位は2周目15番手、3周目には14番手につけた。

 6周目、予選7番手からスタートし上位にいた選手がタイヤ交換のピットインを行い、7周目に入ろうとする#16 山本の直前でコースに復帰してきた。山本は背後につけるとモスSコーナーでオーバーテイク、順位を13番手へ上げた。この時点で12番手の選手との間隔は3秒5。

 山本は周回を重ねながらじりじりと前走車との間隔を縮めていく。上位を走行していた選手がピットインしたため10周目には12番手に順位を上げ、12周目には11番手へと繰り上がった。しかし前走車との間隔はこの頃から一進一退となった。

 レース後半になって、タイヤ交換を行っていない上位車のピットインが始まった。それにつれて前走車との間隔はそのままに#16 山本の見かけ上の順位は17周目に10番手、19周目に8番手、20周目に7番手、と上がっていった。

 30周目、コース上に停止した車両を回収するためセーフティカーがコースイン、隊列を作ってのセーフティカーランに入った。34周目からレースが再開されたとき、前走車との間隔は1秒4だったが、これ以上近づくと空力的影響を受ける難しい間隔であり、一進一退の走行が続くことになった。

 41周目、上位車両にドライブスルーペナルティが下ったため#16 山本の順位は6番手に繰り上がったが前走車との間隔はその後少しずつ開き始め、結局そのままチェッカーフラッグが振り下ろされ、#16 山本は6位でフィニッシュ、選手権ポイントを1.5点獲得した。

 この結果、#16 山本はドライバーズポイントを通算15.5点とし、ドライバーズランキングでは6番手に後退した。またTEAM無限はポイントを14.5点とし、ランキング5番手につけた。シリーズ第6戦は、9月24日~25日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催される予定である。


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