予選Q2では、全12台がほぼ1秒以内にひしめく接戦のなか、ニューウェイは残念ながら11番手でQ3進出がならなかったものの、アウアーが好調を維持して1分04秒576で6番手をキープ。B-Maxレーシングチームとしてスーパーフォーミュラ参戦以来、初のQ3進出を果たしました。
続く予選Q3では、雨が降り出したためにウエット宣言が出されましたが、全8台はドライタイヤのままコースイン。4番手タイムをマークしたアウアーでしたが、赤旗の原因となったドライバーのベストタイムが抹消された為、最終的に予選3番手グリッドを獲得しました。B-Max with motoparkにとって、初のセカンドロウからのスタートです。
日曜日、決勝当日。天候は不安定なままでしたが、決勝はドライコンディションのなかでスタートが切られました。予選3番手からスタートしたアウアーと、予選11番手からスタートしたニューウェイはともにソフトタイヤを装着し、できる限りピットインを遅らせる作戦です。
スタート直後にオーバーテイクボタンを押してトップの座を狙ったアウアーでしたが、わずかに届かず3番手で第1コーナーを通過。ミディアムタイヤを装着した2番手のマシンが1周目終了時点でタイヤ交換のためにピットに向かい、2番手へと浮上。1分8秒台のハイペースで周回を重ねます。
レース中盤、徐々にトップとは離され始めましたが、2位キープのまま50周目にピットイン。多少ロスタイムがあった為、3番手にドロップしましたが、すぐに2番手へと再浮上。レースペースも好調で、コースアウトした車両が出たためレース終盤にセーフティカーが出されましたが、その時点まで2番手のポジションをキープしていました。
再スタート直後に1台のマシンがスピンを喫して再び車輌回収のためセーフティカーが入りました。2番手のアウアーの後方につけているマシンはスタートダッシュに有利なソフトコンパウンドのタイヤを装着していたため、2度目の再スタート直後、アウアーが周回遅れのマシンに引っかかってしまったこともあって、残念ながらラスト5周で抜かされましたが、最後のアウアーの頑張りで3位の座は奪われることなく68周のレースはそのままチェッカーとなりました。
今年のルーキーでもあるアウアーは3位入賞。B-Max Racing with motoparkにうれしい初表彰台をもたらしてくれました。一方のニューウェイは序盤から素晴らしい速さを見せて4番手に浮上したものの、フロントウイングのフラップが外れてしまいペースダウン。
さらにピット作業中にガソリンが漏れてカウル内部で炎が上がり、消火作業をしたことで無事ドライバーは脱出できましたが、残念なリタイアとなってしまいました。
B-Max Racing with motoparkとして3戦目にして初表彰台を得たことで、チームの士気はさらに高まっています。目標である全日本スーパーフォーミュラ初優勝を目指して、チーム一丸となってこれからも挑み続けます。
■レース後コメント
