一方、今季も多くの注目のドライバーが参戦する外国人ドライバーも、渡航の難しい状況のなか、早めに日本に入ることでなんとかスーパーフォーミュラテストに参加することができた。ユーリ・ビップス(TEAM MUGEN)は10日ほど大阪で過ごし、富士入りしたという。

 また今季から参戦するThreeBond Drago CORSEの道上龍監督が「来られるかどうか……」と危惧していたタチアナ・カルデロンだが、「来る時はとてもヒヤヒヤもので、本当は3月19日に来る予定だったのだけれど、渡航できないかもしれないと聞いて無理に早い便をとったの。当初予定していたフライトだったら、たぶん入国できなかった。1〜2日で違ったから、けっこう綱渡りだった」という。

「でも、ここに来られて良かった」とカルデロンはスーパーフォーミュラドライブを果たせたことを大いに喜んでいる様子だった。

 スーパーフォーミュラのドライブをこなせたということを喜んでいるのは、セルジオ・セッテ・カマラ(Buzz Racing Team with B-Max)も同様だ。

「今回スーパーフォーミュラをテストできたことはすごく特別だ。日本は今の段階では新型コロナウイルスへの対応がどちらからというとスムーズだし、ヨーロッパでは家からも出られないけれど、日本では、すでに生活が通常に近い印象を受けた。だから、こういう状況でレーシングカーをテストすることができたのは本当に特別だと思う」とセッテ・カマラ。

 ただセッテ・カマラもカルデロンも、来日したまではいいが、今度は帰宅ができなくなってしまった。「この状況だからね。しばらくは日本に滞在する予定だよ」とセッテ・カマラ。

 同じくスペインに戻れなくなったカルデロンも「どうしたらいいか分からないの!」と苦笑い。

「でも日本に来られて嬉しいし、いつ帰ることができるか分からないけれど、ずっといるのであれば、逆に日本についてもっと学ぶことができると思うから、逆にラッキーだと思ってる」

 日本を拠点にして活動しているサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)は、「来月アルゼンチンに一度帰る予定だったんだけど、移動の間のリスクもあるし、アルゼンチンで隔離されて、日本に戻ってもまた隔離されて、1ヶ月経ってしまうだろう? だから東京の自分の家にいるのがいちばん安全だと思うね」という。

「またスーパーフォーミュラに乗られて良かったよ。素晴らしく速いマシンだからね。それにしても、こんな状況は初めてだよね。スーパーフォーミュラの開幕戦で鈴鹿を走るのをすごく楽しみにしていたんだ。でも延期になってしまって、やっぱり少しガッカリしたよ」

「レースができるかも……でも延期……というのはやっぱりモチベーションを保つのが難しいよね。でも、自分でしっかりトレーニングをしたりして、気持ちを保っていきたいね」

タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)
タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)
サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

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