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投稿日: 2020.08.30 16:27
更新日: 2020.08.30 18:59

平川亮がトップチェッカー&もてぎ2年連続V。トヨタ勢が表彰台を独占【スーパーフォーミュラ第1戦決勝】

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スーパーフォーミュラ | 平川亮がトップチェッカー&もてぎ2年連続V。トヨタ勢が表彰台を独占【スーパーフォーミュラ第1戦決勝】

 レースが折り返し地点を迎えたころ、中団以降で少しずつ動きが出てくる。6番手争いの可夢偉に福住が接近し、19周目のバックストレートでオーバーテイクシステムを使って可夢偉の背後につけると、そのまま90度コーナーで逆転に成功した。福住は勢いそのままに関口にも接近し、21周目のストレートで並びかけた、関口も意地を見せて、3コーナーでイン側を押さえて福住の追撃をしのいだが、このバトルでタイヤにダメージを負ったか5コーナー先でコースアウト。これで福住が5位に上がることとなった。

 かわされた可夢偉と、その後方の山本は共に20周を終えてピットに戻ると、タイヤを履き替えて復帰。15周目にタイヤを履き替えていた笹原右京(TEAM MUGEN)、17周目にタイヤ交換を行ったタチアナ・カルデロン(Threebond Drago CORSE)の後方で2台はコースに戻ったが、この時点で山本が可夢偉をかわしている。山本と可夢偉が後ろに下がったことで、6番手に上がったのはニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)。福住とキャシディはレース序盤に関口の後方でペースを上げられなかった分、後半は上位4台よりも速いラップタイムを重ねていった。

 後方のバトルをしり目に、上位4台はほぼ同じようなタイムを並べて等間隔で周回していたが、残り2周で山下がペースアップ。34周目には平川との差を0.4秒に詰めオーバーテイクシステムを使って一気に勝負に出たが、平川もオーバーテイクシステム(OTS)をブロックに使い、勝負あり。山下の攻めを押さえきった平川がトップチェッカーを受け、自身2勝目を飾った。

2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

 2位には山下、3位にはフェネストラズが入り、KONDO RACINGが2台揃って表彰台を獲得。フェネストラズはスーパーフォーミュラのデビューレースで表彰台獲得となった。以下、一貴、福住、キャシディというトップ6に。また、ポイント獲得はかなわなかったものの、レース中盤でタイヤを交換した笹原は終盤に大嶋和也(ROOKIE Racing)を攻め立て11位。同じくタイヤを交換していたカルデロンも、最終ラップでの山本の猛追をかわしきり、12位フィニッシュを果たした。

2位の山下健太に代わり近藤真彦監督が登壇した
2位の山下健太に代わり近藤真彦監督が登壇した
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 山下健太(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 山下健太(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)


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