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投稿日: 2020.08.31 16:28
更新日: 2020.08.31 16:30

JMS P.MU/CERUMO・INGING 2020スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ レースレポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU/CERUMO・INGING 2020スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ レースレポート

2020 SUPER FORMULA
JMS P.MU/CERUMO・INGING Race Report

第1戦ツインリンクもてぎ
◆8月30日(日)予選・決勝
天候:晴れ コース状況:ドライ
#38 石浦宏明:予選6位 決勝8位
#39 坪井翔:予選12位 決勝リタイア

 2020年シーズンが開幕! 8月29日(土)~30日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡)にて、観客を動員し3密を避けソーシャルディスタンスを保つなどのコロナ感染対策が施された環境の下、待望の開幕戦が開催された。チームは昨年同様の監督、ドライバー、エンジニアの布陣で臨む。

 関係各所の尽力のおかげでようやく開幕に至ったシリーズ初戦は、コロナ禍という状況もあり、感染対策のロードマップに準拠した協力をチームも全力で行った。シーズンがリスタートし、改めてクルマづくりからスタートしたレースウイーク。

 金曜日は公式テストとして走行セッションが2回設けられたが、2台は上位に食い込むなど、昨年の不調を払拭する順調な滑り出しでシーズンをスタートした。今大会は予選・決勝を1日で済ませるワンデー開催、決勝の距離の短縮など異例のスケジュールが組まれ、ようやくシーズンのスタートラインについた。

●公式予選

 開幕戦のQ1は、コース上の混雑を避けアタックできるよう2グループに分けられた。今季は昨年よりも2台多い、合計14台がQ2へ進出する。

 まずAグループとなった坪井からスタートし、10分間のセッションの半分の時間が過ぎようとした頃、全車がコースイン。1分31秒877のトップタイムで通過し好調さをアピールした。Bグループとなった石浦は、残り4分でコースインすると、1分31秒884で6番手、思いのほかギリギリの通過となった。

 2台揃って進出したQ2は、8台がQ3へ進出。石浦は5番手で通過したものの、坪井は渋滞にハマり、前のクルマがスタートするまでの間にタイヤの温度や内圧も下がり、タイヤのピークを出せず12位となりQ2敗退となった。

 Q3へ進出した石浦は6番手のタイムを刻む。最終的に、公式予選は、石浦が6位、坪井12位で終えた。

2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

●決勝

 決勝レースは、35周(1周:4.801km×=168.035km)。最大70分間の設定。グリッドウォークが始まる頃には、気温40度、路面温度46度と、まだまだ盛夏のうだるような暑さ。路面も焼けつくような灼熱地獄のなか、熱戦の火ぶたは切って落とされた。

 39号車坪井はスタートで他車を抜いて1コーナーへ進入。スタート時の混乱の集団のなかで石浦が失速していたので前へ出ると、その前の他車を3コーナーでアウトから抜きに行ったもののコーナー出口ではじき出され、行き場を失いブレーキ。他車の右リヤがこちらの左フロントに接触、ホイールが割れタイヤがバーストしてしまい、そのままリタイアとなった。

2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

 38号車石浦は、オープニングラップの交錯による混乱で行き場を失い失速。その後、2コーナーで押し出され大きくポジション落とし最大11番手まで後退。その後、後続にパスされ12番手となる。気を取り直して走行するも、5番手以下石浦までがずらりと連なり膠着状態が続く。

 レースが折り返してから、上位陣に変化が。ピットインを敢行するクルマやトラブルにより後退するクルマがあり、12番手から10番手、8番手とポジションを上げチェッカーを受けた。

 走り出しの良い感触のまま予選・決勝へと進めなかったことが大きく悔やまれる初戦だった。昨年、クルマ、タイヤが新しくなり苦しんだシーズンから、大きく変化。次戦は、この進歩を感じるリザルトをぜひ残したい。まだまだコロナの影響がある環境下ではあるが、お客様の前でレースができる喜びを力に変え戦っていきたい。今季も応援よろしくお願い致します。

2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
2020年スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

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