石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
決勝 2位
「SF14に乗っていた頃は表彰台に上がっていたものの、SF19になってからはなかなか速さが出せず苦労していました。坪井選手も調子が良くなってきていたし、エンジニアもクルマ(作り)をトライしてくれたおかげで2戦連続で予選Q3にも進んでいます」
「少しずつ光明が見えていたなかで、運にも助けられて良い結果で終わることができたのはチームにとっても自分にとっても大きな(意味のある)レースだったと思います。スタートでポジションを上げてから想定していた作戦が変わってしまい、セーフティカー中に無線でやりとりをしました」
「先頭に立っている間のペースは良かったですが、途中から苦しくなってピットに入りました。その後、坪井選手と争っているときにニック選手のペースが良いことを知っていたので、ふたりで競い合うよりも2台で逃げないと(キャシディに)抜かれてしまうという状況を理解しながら2台でハイペースで飛ばしました。それがこの結果に繋がった思うし、2台ともがいいペースで走れるクルマだったことに感謝したいです」
「結果は嬉しいですが、まだ飛び抜けた速さにはなっていないし、予選が大事になるのでポールを争えるような速さを見つけていかなければならないので、チーム全員でトライしていきたいと思います」
ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
決勝 3位
「複雑な気持ちだよ。10番手からのスタートだったから、3位まで上がれるとは思っていなかったけど、勝つこともできたのではないかとも思ったんだ」
「レースでは、ギャップを稼ぐことを確認していて、チームから坪井選手とどれだけギャップがあるか常に聞いていて計算をしていた。石浦選手のピットの後は、勝つことができるかもしれないと思いその戦略を始めたけど、トラフィックに引っかかってしまったよ」
「ブルーフラッグが全然見当たらず、(勝てなかったのは)それがひとつの原因になったと思う。そのせいで数秒は失ったかもしれない。大湯選手のピットアウトで引っかかってしまい、ブルーフラックが振られなかった状態で、思うようなレース運びにならなかったのが悔しいかった」
「その後、平川選手とのギャップを計算しながら、彼の前に出るようにペースをキープした。戦略通り平川選手の前に出ることができて3位表彰台を獲得したから、もちろん最高だと思っているけど、優勝を逃したことは悔しく思っているよ」