7分で争われるQ2は、約1分半が経過したところで続々と車両がコースへと向かっていった。55号車を先頭に、TCS NAKAJIMA RACINGの2台、野尻、山下と続いてアタックに入る。第7戦予選でチームメイトに敗れた大湯は、セクター1から抜群の速さを見せ、セクター2、3と全体ベストタイムをつなげ、1分30秒313をマーク。先にアタックを終えていた三宅のタイムを上回りトップに浮上した。
山本がそれに続いたが、野尻が1分30秒497で山本をかわして2番手浮上、さらに山下、牧野と続いていく。さらに、ランキング争いを考えると野尻よりも前の位置を確保したいフェネストラズが、0.035秒野尻を上回って2番手に浮上する。最後にピットを出たcarenex TEAM IMPULの2台は、0.001秒差で平川が6番手、関口が7番手となった。
これで、大湯のポールポジション獲得が決定。2020年にスーパーフォーミュラデビューし、デビューイヤーで初優勝は遂げていたものの、今回が初ポールポジションとなる。野尻を先行してフロントロウを獲得したフェネストラズは、予選ポイント2ポイントを加算し、1ポイント加算の野尻に対してわずかにポイント差を詰める形になった。
37周で争われる第8戦決勝レースは、このあと14時30分にスタートの予定となっている。

