一方、今回TEAM TBDからテストに参加しているトルコ出身のジェム・ボリュクバシにも、初日のセッション後に話を聞くことができた。
F2やユーロフォーミュラオープンでの参戦経験を持っているボリュクバシだが、日本に来て鈴鹿サーキットを走るというのは、彼にとって目標のひとつだったようで「鈴鹿サーキットはすごく好きで、昔からゲームでもよく走っていて、いつかリアルで走ってみたいと思っていたサーキットだから、今日こうして実際に走ることができて本当に最高だった」と、セッション後の囲み取材では笑顔で話した。
「S字はハイスピードのまま駆け抜けていくし、130Rは全開だし……。クルマも含めて全て気に入っている。すごく良い1日を過ごすことができた。早く明日のセッションになってほしいなと思う」と、ボリュクバシ自身は今回のルーキーテストを楽しんでいるようだ。
この日は、2つのセッション合わせて80周を走破したボリュクバシ。彼も2023シーズンの動向が気になるのだが、「今は自分のパフォーマンスに対する素晴らしいオファーもいくつか受けている。その中で、今回スーパーフォーミュラのテストに参加できたのは嬉しい。個人的には鈴鹿も好きだし、日本も好きなので、シーズンでのフル参戦も実現させたいなと感じている。数あるオファーのなかのひとつとして、じっくりと考えたい」と、詳細については明らかにしなかったものの、スーパーフォーミュラ参戦については前向きに考えている様子が伺えた。
