■ルーキーは4名or5名。移籍/復帰組も注目

 2016年もシリーズに参戦していて、今季移籍するドライバーは4名。トヨタエンジン勢では小林可夢偉がKCMGに移籍するほか、ホンダ勢では伊沢拓也がREAL RACINGからDOCOMO DANDELIONへ復帰、小暮卓史がDrago Corseから新たに参戦するB-MAX Racing Teamに加入する。また、昨年までトヨタを使っていたナレイン・カーティケヤンがホンダ陣営に加わった。

 可夢偉は16年までの2台体制から、1台体制のKCMGへ移籍することが功を奏するか。また、テストですでにDOCOMO DANDELIONから参加している伊沢は大きな手ごたえを感じていた様子で、12年にランキング3位を獲得したころのパフォーマンスを取り戻す可能性も高い。B-MAX Racing Teamと小暮の組み合わせも大いに楽しみなところだ。

 復帰となるドライバーは、ファン待望の大嶋和也だ。長年スーパーGTで在籍するTeam LeMansからの参戦というところも復帰には心強いところ。SF14は2015年にスポットで一戦ドライブしただけだが、感触を取り戻せばトップ争いに加わるのは間違いないドライバーのひとりだろう。

 一方、ルーキードライバーは4名(5名の可能性も)。2015年全日本F3王者のニック・キャシディ、16年王者の山下健太を加えたKONDO RACINGは、ルーキー同士の組み合わせが吉と出るか凶と出るか。また、“ゲーマー”出身からついに日本のトップフォーミュラまで登り詰めたヤン・マーデンボローがどんな戦いをみせてくれるだろうか。

 そして、なんと言っても注目は2016年のGP2チャンピオンであるピエール・ガスリー。レッドブルカラーとともに、そのパフォーマンスにも大きな注目が集まっている。スーパーフォーミュラでの活躍を手土産にF1へ旅立ったストフェル・バンドーンと同じ活躍ができるだろうか。

鈴鹿で行われたテストでKCMGの18号車をドライブした小林可夢偉
鈴鹿で行われたテストでKCMGの18号車をドライブした小林可夢偉
伊沢拓也(DANDELION RACING)
伊沢拓也(DANDELION RACING)
KONDO RACINGからテストに参加した山下健太とニック・キャシディ
KONDO RACINGからテストに参加した山下健太とニック・キャシディ
Team LeMansからSFテストに参加した大嶋和也
Team LeMansからSFテストに参加した大嶋和也
16年GP2チャンピオンのピエール・ガスリーが加入。マシンはレッドブルカラーに
16年GP2チャンピオンのピエール・ガスリーが加入。マシンはレッドブルカラーに

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